跨線橋

雪の朝

犬は喜び庭駆けまわる

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ハズなんですが

013

岩沼の二木大通りの跨線橋。
引込線,東北本線,常磐線の線路の上に架かっており。
長さが長いため,厳寒期は見事に凍ります。
そして,「キュルキュル」と言うスリップ音が,
まだ明けやらぬ朝の暗闇のなかで,ブキミに響くのです。
その音がBethは苦手なのです。
この音が響き渡った途端「帰る」となります




そして,関係ないけど
跨線橋では数々の逸話を残しつつあるマロンのおばさんは,
僕が跨線橋を渡りきって出逢うと。
「よく登れるわねえ~。私は登れないわ」
と言います。
(「跨線橋は登るもんじゃなく,渡るもんだべ~」)と僕は思います。


逃走劇を演じたマロンに,朝っぱらから振り回される事件があり。
とっても悲惨な目にあったのですけどね。
「捕まえて~」と叫ぶマロンおばさん。
いや~,思いだすのも悍ましい?事件だったのです。


無事跨線橋を渡り切っちゃえば
『僕達は登らなくても,渡れます??』

「ヘヘヘ,こっちのもんだぜ」

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こんな風に楽しみながら歩いたり


休日の早朝は,遅めの出発。

そんな時は,お宝探しに没頭します




そして,Bethは喜び庭駆けまわるのであります。


Bethの脚力からすれば田んぼも庭みたいなもんですから。

ノボルとワタル

「スゴ~イ。跨線橋登って来てるんだ~」
「?」
「帰りも,跨線橋登るんでしょ。スゴ~イ。体力ある~」
「?」

「って西ヨークでマロンママに言われたよ」とtomoさん。
「マロン達は,どうやって西ヨークまで来たのよ」と僕。
「車できて,西ヨークの駐車場に車とめて,その周りを散歩してたんだってサ」
「跨線橋を登る?・・・ウ~ン・・・なんか変だよね」

「そう」

「ウ~ン・・・跨線橋ってさ登るもんじゃなくて,渡るもんじゃないのかい」
「ハハハハ,そうよね」

ある日の夜の会話でした。



そして,数日後のある朝。
跨線橋を渡り終えた平地で,マロンママ御一行様と遭遇。
反対側の歩道で佇んでいました。

去年の夏。
マロという名前で紹介しましたが,実は聞き間違っておりましてマロンでした。
僕としてはマロの方がいいですが。

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7月15日の早朝,跨線橋の上で撮影。
跨線橋の上を,行ったり来たりしてました・・・この時期は。
そして,反対側の歩道だったりすると,「ワ~イ」と言うような感じで,車道を走りながら横切り。
ルンルンお顔で近づいてきました。

今はもうちょっと大人っぽくなってます。


そして,今日もやっぱり「ワ~イ」と走って車道を横切り,ルンルンお顔で近寄ってきました。
「跨線橋下りてきたけど,行きは登って帰りも登ってるの?」
「ウ~ン・・・・・・まあそうですね」
何となく登ってるを否定できませんでした。
そして,
「体力ないからさ~,おばちゃんは跨線橋は登らないの。対岸に行くときは車なのよね」
「(ン?対岸)は~。そうなんですか」
 
ここでちょっと位置関係を説明します。
地図の真ん中あたりで赤く楕円で囲んである部分が跨線橋です。
JR東北本線と常磐線,そして日本製紙線の線路の上に掛かってる橋です。
JR東日本のそれらの線路を挟んで,東側を東ブロック,西側を西ブロックと呼んでいます。
あくまで僕たちのローカルな呼び名です。
そして,僕達もマロン達も東ブロックの住人です。

跨線橋

跨線橋の高さはビルの4階から5階程度と思って頂いていいと思います。
のぼり傾斜が始まって,下り傾斜が終わるまでの距離は,おおよそ350mです。

「跨」の検索結果


丘の様に見えるのかもしれないですね。

05


でもですね~やっぱり,跨線橋は渡るのだと思います。

バックオーライ?

strange boutique


バックオーライ?

まだ夜の闇を引き摺ってる朝。
いつのころから始まったのか定かではないのですが。
跨線橋の登り口から始まる・・・早朝限定のオヤツバトル。
時には上り口で。
時にはその中腹で。
でもまったくいらないときもあります。
滅多にないけど。
『トコトコ』歩いて『ペタン』
後ろを向いて「キリキリ歩くんだBeth」
『しょうがないな~』と言わんばかりに。
『ヒョイ』とお尻をあげて『トコトコ・・・トコトコ・・・トコトコ』歩き始めると。
遠くで救急車の音。
気になるらしく『ペタン』
また後ろを向いて
「トットト歩くんだBeth」とさらに気合を入れる僕。
『ズ~リ,ズ~リ』
徐々に近づく救急車の音。
座ったまま動かない。
仕方がないので,救急車の通り過ぎるのを待つことにし。
しんしんと足から登ってくる冷気に耐えながら救急車の来る東側を見ていると。
救急車は,跨線橋の交差点を南側に左折。
「よ~し,行くぞBeth」
『ズーリ,ズーリ』跨線橋に根っこが生えたみたいになってる。
「しょうがね~な」
Bethの方を向いたまま。
右手の手袋を外してバッグの中のオヤツが入ったビニール袋をガサゴソと二つ取り出す。
後ろを向きながらビニール袋を前方にある街灯にかざして,チーズの入った袋を残し,ジャーキーの入った方をバッグにしまう。
冷たくなり始めた指先に息を吹きかけながらビニール袋のジッパーを外し,ビニール袋の中に人差し指を入れてチーズを4個引っ張り出し袋をしまう。
そのまましゃがんで,
「Bethチーズでっせ」
でも妙に食いつきが悪い。
遠ざかる救急車の音が違う音に聞こえるのかもね?
しかたなく暫しそのままの状態で,Bethのリセットを待つ。
そして,おもむろに『お手』をして『クレ』
4度のお手と4度のムシャムシャの後。
手袋を装着。
「さ~,行きまっせ」
『トコトコ・・・ぺタン・・・・・・・・・・トコトコ・・・ペタン・・・トコトコ・・・・・・・ペタン』
街灯の下で動かない。
「う~ん。しょうがね~」
また手袋を外し,ジャーキー入りの袋をバッグを覗き込みながら取出し。
冷えきった右手でジャーキーを4個取り出して袋をしまう。
そして4度のお手と4度のムシャムシャの後,手袋を装着して。
「さ~,行きまっせ」
しかし,Bethは後ろを向いている僕の陰から顔を出すように前方を覗き見ている。
何か気配があるのかなって思い振り返ってみると。
黒い人影が1個。こちらに向かって歩って来てる。
「ま~いいか」って思いながら,
再度チーズの入った袋を取出し,4個取り出して袋をしまい。
しゃがみながら,
「ホーラBeth・・・お手」
といっても,僕の陰から前方を伺って,食いつきが悪い。
そのままで,Bethのほっぺたを両脇に引っ張りながら通り過ぎるのを待っていると。
足音が大きくなってきて。
Bethが突然立ち上がり,後ろの方に後ずさり。
気配がオカシイ?
足音の感じが普通の歩き方と違う?
いやな予感がした瞬間。
「ドカ・・・・グラグラ」強い衝撃が背中に。
なんだナンダ何が起きたんだっと地面に前のめりながら,転ばないように手をついて。
目をあげると背の高い黒装束の男性が。
「スミマセ~ン」
「?」
「申し訳ありませ~ん」
彼の姿をマジマジ見ながら,
「前見て歩きなさいよ!危ないな~」って言おうと思った瞬間。
彼は僕の方を向いてる事に気付いたのです
「え?後ろ向きでずっと歩って来たって事?」
じゃ前見て歩きなさいよと言っても意味ないよね・・・・等と考えてる間にその男性は,更に黙々と跨線橋を下って南の方に消えたのであります。

Bethはしばらく興奮状態。
僕もしばらく呆然とたたずんでいました。

数十秒経過。
お互いにリセット。
散らばったチーズを拾い上げて4度のお手と4度のムシャムシャの後。
散歩に出発。
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最新コメント
火星から来たBeth : Beth came from Mars.
2009年10月28日に火星から来ました。
Bethと言います。

Bethは,
宮城県動物愛護センターの譲渡会に参加して
(2009年10月28日)
譲り受けてきた犬です。
月齢3か月ぐらいと,スタッフの方が説明してくれました。
出生のすべてが謎に包まれた犬なのです。

Bethが我が家に来たのを機会にブログを開設しようと思い。
タイトルをどうしようか悩んでいる時・・・

札幌在住の友人が
「出生がわからないんだったら火星から来たことにすれば!」
で決まったタイトルなのです。

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Talking in the window as the light fades
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Talking by the window as the light fades
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Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the movement that the night makes
I let the room fade just for a moment
Sitting in the shadows that the leaves make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the music the machines make
I let my heart break just for a moment
Listening to the music the machines make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here never
Let's stay in here for ever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
プロパ癌だ!


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