樽水ダム湖畔公園

嵐の後の林道樽水線

9月13日 樽水ダムへ向かう途中に撮影した朝日。

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刻々と変わる色彩に暫し見とれていました。

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樽水ダム湖畔公園(右岸)


想像はある程度していたけど,流石に凄い事になってました。

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右岸の公園は,濡れた雑草が生い茂っていたので,そちらで遊ぶのは中止。
準備運動なしにいきなり林道へ。
ダム管理所へ向けてGO!

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林道内は,林道入り口や駐車場のように土砂が流れ出してはいない様で,歩きやすい?
と思いきや・・・「エッ?」・・・滑るんです。
「なんで?」
よ~く見ると・・・苔?ではなくて,苔の生えていない舗装道路の部分がヌルヌルしてるんです。
妙な滑り方をするんで,気持ちが悪い。
なにか,硬い甲羅の上にヌルヌルした液体をかぶって,息をひそめて獲物を待っている。
そんな異星生物の上を気づかずに歩いてる獲物になった気分。
妙な感覚で,オソルオソル。一歩一歩。
Bethをみると。
やはり滑ってる・・・「ハハハ,やはりお主でも,この異星生物のトラップには勝てまい」
等と能書き垂れてると。
みるみる正常の歩行に戻ってくる。
滑らずにスタスタと歩きはじめるじゃあ~りませんか。
そして,グイグイ引っ張る。
流石,元野生児?それとも肉球パワー。

「オッ!栗じゃんか」

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落っこちたばっかの栗です。
早速「拾え,拾え」
チクチク
「イテテテテ」
ビニール袋を取出し,入れてはみたものの,栗の棘は鋭い。
ビニール袋を突き破って,チクチク。
「ウ~ン。どうしよう」
ふと見るとガードレールにピンクのリボン。
「ヨッシャ。これを利用しよう」

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戻ってくるときに忘れなければ問題なし。
「忘れないように。忘れないように。
いいか,Beth忘れんなよ!。
忘れるか忘れないかは,お主の鼻にかかっているのだ」

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この辺までは,忘れてなかったのです。間違いなく。

ところが,

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苔の部分を削った様な足跡?
そこらじゅうにあるのです。
実はこの足跡の様な物を発見するまえから
『Bethはスイッチオン』
実は,リスを見つけて,山の中に一度入って行ってしまって,戻ってくるのを待っていたのです。
そして,戻ってきたので,リードにつないで歩いていました。
この足跡への反応が,先ほどのリスへの反応と大分違うのです。
うまく説明できませんけど。
足跡の様な物がなんでついたのだろう。
試しに足先で削ってみると,結構力を力を入れないと,苔は削れないのです。
ただ,勢いよく走ってスリップしたようにも見えるけど,それにしても延々と続いてるのです。

「?」マークが蔓延した頭の中。

その時「バキバキバキバキ」っとダム湖側から凄い音。
「熊?」と思った瞬間背筋に冷たいものが走りました。
林道からダム湖側に下りていく獣道の方なんです。音がするのは。
「ヤバイ」と思いつつ,獣道にBethは近寄って行きます。
そして,林道から獣道が覗ける位置まで来た時。
Bethを二回り小さくしたような,茶色っぽくてマン丸で4本足の動物がこちらを見ていました。
目線があった瞬間,獣道を恐ろしい勢いでダム湖の方に下っていきました。
熊じゃないです。
猪?
と考えが頭の中をめぐった瞬間。
また,バキバキバキと凄い音。
また背筋に冷たいものが走りました。
クンクン言いながら近寄ろうとするBethのリードを,力を込めて引っ張りながら,後ずさり。
キョロキョロしながら,石か棒切れを探してました。

そして,見つけた石ころを,音と逆方向にポイ。
「カーン」と木の幹にあたり,「ガサガサ」と笹の間を転がる音。
バキバキバキの凄い音を発していた動物は,石の落ちた場所とは逆方向に「バキバキバキ,ガサガサガサ」と移動し沈黙。

僕は,しばし聞き耳を立てて沈黙。
Bethはクンクンしてましたけど。

数分の後,まったく音がしなくなったので,ダム管理所方面へ向かったのであります。
そして,この事件をきっかけに,栗の事をすっかり忘れてしまったのでした。

ダム管理所へ到着。
「おお釣り人いるよ」
船外機付きのボートの音も湖畔を渡って聞こえて来るし。
「物好きだね,こんな日に」と自分の事を棚にあげて思ったのでした。


樽水ダムは放流していました。



「さ~て,戻るか」
ダム管理所から右岸の公園へGO!



右岸公園まで来てから
「アッ!忘れったべ~」
栗を回収して来るのをすっかり忘れていたのでした。
「めんどくさいな~。でも誰かが散歩で来た時,あのビニールに入った栗を見て,どんな風に思うのだろうか?」
「忘れて行ったんだべ~」
等と思われるのも癪に障るので,栗を回収しに戻ったのでした。


そして,車に乗って帰宅しようと思った時

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の看板に気づいたのでした。
「いのししに注意」
「う~ん。いまさらなんだけど。いのししだったのだねあれは」
そして,いのししの親子だったのかもしれないな~。

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「さ~帰るべ~か」


帰宅中の県道118号線(この路線はあまり好きな路線じゃありません。マナー悪いんだよね)
一難去ってまた一難?
大型バイクと明らかにバトルをしてる大型ワンボックスカーに出逢ったのです。
ワンボックスかーは派手なアルミホイールとビカビカに磨き上げた銀色の車体。
ワンボックスカーは,追い抜く風でもないのにバイクの横を並走しており,どうも幅寄せをしてる様に見えました。
すれ違う瞬間も並走は止めず,「ぶつかる!」と思った瞬間。
たまたま左側に民家の大きな駐車場があり,そこに入り込むことで事なきを得たのですけど。
Bethは,後ろの座席でひっくり返ってました。
そして僕は聞こえもしないのに「あほんだら~」と叫んだのです。
その声に二度びっくりしたBeth。
助けおこして,定位置に戻すと。
自分が怒られた思い。両耳を垂らして神妙にお座りしてました。
「ごめん。ごめん」
こんなことがあると,車載カメラをセッティングしたくなりますね。




今日の収穫

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喜んでますな~。
戻って,持って来たかいがあったというものです。

お元気満タン:樽水ダム湖畔公園と林道

9月27日の夜明け
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早朝の散歩は30分遅れの出発で,
ショートモードのコースでのんびりと。
僕個人としては,
午後のお散歩に備えて体力の温存を図ろうと思っていたのです。
プラス・・・火星農園の花壇の増設工事中(23日から)で,
これが結構疲れるのです。
そうはいっても,
僕個人としてそう思っても相手のある話。
手抜散歩など「アリエナ~イ」Beth。
いつもより長いコースを「ブイブイ」っと歩った訳なのだ。

帰り道「フ~」とため息をつきながら歩いていると。
「エ?何じゃこれは,ゴルフクラブ?だよね」
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「え~と。時間は午前6時36分。いったい何があったのだろう」
「落とし物にしては,デカすぎだし,分かっちゃうよね。落とせば」
何か事件の匂いが「プンプン」
「へへへ。いろいろ想像してしまうのです・・・・・・」



午後の散歩担当のtomoさんは,
仙台フィルの定期演奏会に出かけちゃうので,
僕達はお留守番。
もうちょっとして,
草が枯れ始めたらとっても楽しみな里山トレッキングのシーズンになります。
その前哨戦って訳ではないですけど
「久しぶりに樽水ダム公園にでも行ってみっか」と思ってました。
そして,
ちょっと気になったので「今日のプログラムは何?」って聞いてみました。
「ホイ」っと渡されたプログラムを見て。

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「ガ~ン」
プログラムの中に
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第一番 ニ短調があるんですぜ。え~旦那!


お昼寝しすぎて,ちょっと出発が遅れちゃったけど。
「芋野郎ども行くぜ!」
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ここんとこですね。
疲れた時,その疲れを体が小出しに修復する,低燃費型の身体になっていて。
残した疲労分が筋肉に積算されている様な気がするんです。
その疲労は筋肉の中で乳酸の山を築いていて。
「ダルイ」のっしゃ。
一度の就寝のみでは時間が足らない。
脳が妙な動きをしたままの状態が続いてるせいもあるかも。
意識のあるまま寝てるような気がするし。
手抜き散歩のせい?
だから午後の散歩は,
しっかり歩かねばなるまい。


最近ちょとお知り合いになった人から聞いた話では,
イノシシが出没してるらしく。
シーズン中は結構足を運ぶ新明寺沢が,
イノシシの住処になってるらしいのです。
畑もひどく荒らされていて,大変らしい。
まっ今日はそちらの方面ではないし,
林道を歩くだけなので大丈夫だとは思いますが。

増田川右岸側の樽水ダム公園には,
あまり訪問者がないはずだったのですけど。
だからとってもいい遊び場なんですけどね。
いつになく今日は大勢いる。
林道からはなに者かが歌を歌いながら歩ってる気配。
林道に突入する時,
この歌を歌ってる人・・・おっちゃん・・・にお会いしたのですが,
挨拶をかわす時でも歌は止まらない。
軽トラックに何やら積み込んでる時も歌は止まらない。
でも何の歌かは分からない。
積み込んでるのはなんと「栗」でした。
それもたくさん。
駐車場では家族連れが所狭しと,
リモコンカーで遊んだり走り回ったり。
釣り人と思われる一団は,
ゴムボートのセッティングをしていました。
かなりマニアックな装備なんです。
釣りは小学校以来やったことがないので詳しいことは判りませんが・・・・・。

まてまて,
十数年前に牡鹿半島の孤崎に釣りに言った事が・・・・・
そう言えばありました。
会社の連中十数人と釣り船を予約して行ったことがありました。
「釣りはいいよ!魚はうまいよ!」と言われ。
僕は後者の部類にのみ属すると思い知らされたのですけど。
そう・・・とってもひどい目にあったんです。
まず,出だしから海は大荒れで,
それでも船を出してもらって孤崎に言ったのですが。
釣れないし,船は木の葉の様に揺れまくり,船酔い者続出。
僕はオイルの匂いなどしない吹きっさらしの船であれば,
全然平気なんですけどね。
荒れ方が酷くなったので,
万石浦へ移動することになったのですが。
揺れるので座ってられない,
操舵室の脇のポールにつかまって立ってるしかなかったのですが,
足をサスペンションの様にしても体が浮き上がるんです。
そして,水飛沫がかって寒いのなんの。
時期はかなり寒い時期だったと思います。
そんな中検査課の課長が,
僕のお腹に両手を回して必死にしがみつき,
操舵室と僕の間に頭をもぐりこませてきたんです。
風除けと水飛沫除け?
「え?何だこいつ」って正直思いましたね。
勘弁してくれヨって。
自分の身体を支えるのが精いっぱいなのに,
このおっさん何やってんだろうって。
でも必死でした。
翌朝の新聞の見出しに,
海釣りの会社員抱き合って水死って見出しが頭をよぎり。
サブタイトルは抱き合っていたおっさん同士の関係は?
「すごくいやだ。おっさんと抱き合って水死なんて。洒落になんねえよ」
でも,口を利く余裕もないまま時が過ぎ。
なんとか万石浦まで手はしびれたものの持ちこたえることが出来ました。
万石浦は嘘のように静かで,
そこで釣り糸を垂れることになったのですけど。
何回目かに餌をつけて投げ入れた時。
「アレ?」リールが回ってない。
「なんでだ?ア~~~。なんてこった。餌をつけた仕掛けだけ投げ入れてしまった」
「なにやってんだよ。ハハハハハ」とみんなに笑われたのです。
仕掛け以外は全て借り物で慣れていないってのもありますけど。
全然つれないし,
約2人分の荷重に耐えきった腕が,
お疲れモードってのが一番の原因だと思うのですけど。
「あ~あ。もういいや。ヤ~メタ」
仕掛けは余分に購入していなかったのです。
隣で先ほど僕の腹にしがみ付いて,
歯を食いしばりながらガタガタ震えていたおっさんが,
カレイを何枚かあげてるし。
そして妙に元気が良くなってるし。
彼は仕掛けをたくさん持ってるから,
「借りれればいいじゃん」
って言われても・・・・なんか釈然としない訳で。
「いりましぇーん」て言い放ち。
船べりから万石浦を眺め,黄昏ていたわけなのです。
時間が来るまで。
雑音のないところで黄昏るのは嫌いじゃないですけど。
共通の好きな事に興じる集団てのは,やたらノイズ多すぎ。
悲惨な孤崎の思い出です。


話は大きくそれてしまいましたが・・・話を陸上の樽水ダムに戻します。

ちょっと,戸惑ったのですが。
何時もの奥の公園に行くと。
「えっへへへ。だ~れもいない。やり~」


走った後はいつものように林道に突入。
この時点で,ボートの準備をしていた釣り人は湖畔の上に浮かんでました。


舗装はされていても,こんな感じの道は「いい感じ」です。

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コンクリートで塗り固められた壁も。
苔むした壁になると,こんなに趣が違うもんです。
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折り返し地点のダム管理所で記念撮影
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そして水分補給

夕暮れ時,薄暗くなりかけた林道で見たものは
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「スゲー」
木の肌が薄く紫色に光ってる。
じっくり見てみると
キノコが木の肌を被っていて,
光の加減でこんな風に見えてる?のかな。
とっても不思議な色に,思わず立ち止まって見とれてしまいました。

適当に遊びながら


全行程約5㌔のお散歩終了。

そして公園の駐車場には,
林道に突入する時いなかった軽自動車のみで,
運転手は中で睡眠をとってました。
ここで寝たらちょっと怖いと思うんですけどね。
暗くなりかかってるし。
仮眠と言う感じじゃなかったな。
釣り人達の車はあるかなって思ってたんですけど,撤退しちゃったみたいです。
釣ってる時間より準備にかかった時間の方が,長かったのじゃないかな。
「余計なお世話です」って言われますねきっと。

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火星から来たBeth : Beth came from Mars.
2009年10月28日に火星から来ました。
Bethと言います。

Bethは,
宮城県動物愛護センターの譲渡会に参加して
(2009年10月28日)
譲り受けてきた犬です。
月齢3か月ぐらいと,スタッフの方が説明してくれました。
出生のすべてが謎に包まれた犬なのです。

Bethが我が家に来たのを機会にブログを開設しようと思い。
タイトルをどうしようか悩んでいる時・・・

札幌在住の友人が
「出生がわからないんだったら火星から来たことにすれば!」
で決まったタイトルなのです。

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Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
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Listening to the music the machines make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here never
Let's stay in here for ever
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We'll walk out in the silence
プロパ癌だ!


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