日本カモシカ

カモシカと地獄沢

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朝の散歩の収穫です。


庭に砂を敷きたくてと言う話をしていたら,日曜日の朝砂を10袋持ってきてくれました。
地元のnabeちゃん・・・年上の友人です。

砂を軽トラックから下し,立ち話をしているうち先週の林野火災の話になったんです。
「山に居なくてよかったと思ってるんですよ」
僕とBethが,ちょくちょく千貫山と金蛇水神社間の尾根を歩ってるのは知ってるnabeちゃん。
だから,林野火災の話で盛り上がり始めた時,こう切り出したんです。

するとnabeちゃん。
「いつも,どのあたりまで散歩するの」

目印になるものは砂防ダムしか思いつかなかったので
「砂防ダムのある沢の当たりまで下りてくることありますよ」

砂防ダムは,沢などに土石流防止で建設されるわけで,様々なところにある訳です。
と言うか山から流れ出てる沢には,ほとんどこの工事が施されていると考えてもいいくらいです。
だから,この砂防ダムのある沢という漠然とした表現は,思いっきり誤解の基となったのです。

「その沢って石のゴロゴロした沢だよね。
そっちの方までは燃えてないと思うけど。
燃えたのは疣石山の麓だって聞いてるよ」
(疣石山の麓は,たまに僕たちが突入する沢があるところです)

「そう石がゴロゴロしてます」

「地獄沢まで行くんだ。へ~気合入ってるね」
nabeちゃんも『砂防ダムのある沢』の一言に惑わされ,
林野火災のポイントからずれだしたのだと思います。

「えっ。あの沢。地獄沢って言うんですか。たまに出かけますよ。
藪漕ぎしないといけないんですけど」
地獄沢のインパクトに冷静な判断ができなくなった僕。


感心している本人が,
事細かに地獄沢の説明をできるってことはですね。
「nabeちゃんも地獄沢に来てるんだよね」
その日の午後。
地獄沢へ向かう斜面を下ってる時思ったのであります。

立ち話の時は,
僕が散歩で,たまに行ってる沢が。
地元の人には地獄沢と呼ばれていることに妙な感動を覚え,会話の矛盾に気が付きませんでした。
そして林野火災の話は忘れられ,地獄沢の話で盛り上がってしまったのです。
そして,『砂防ダムのある沢』あたりから話題のポイントが,
直線距離にしておおよそ1㌔もずれてることに気づく由もなかったのです。


そう,もうお分かりになったと思うのですが,地獄沢と判明した沢を。
「全く新たなイメージで見たい!」
このときはそう思ってました。
と言う理由で午後の散歩は地獄沢へ決定したのです。


山に入ってみると一面カタクリの花なんです。
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踏まないように歩くのは至難の技。
「え~い!死なばもろとも」と訳の分からない掛け声ととも散策開始。

とその時。
草むらに鼻を突っ込んで,
なにやら引きずり出しました。
「ヤヤッ。野鼠じゃあ~りませんか」
固まってました。
死んではいないです。
死んだふりをしているだけです。
P4209812
しばらくして戻ってみると,いなくなってました。

同じ場所を行ったり来たりして,下ばかり見て歩っていたら
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タチツボスミレ発見。多分タチツボスミレだよね?




Bethが沢沿いに勝手に下って行ってしまって・・・
「あ~あ。行っちまったぜ」と思いながら立ち止まり水を飲んでいると。
なにやら不思議な気配。
そして刺す様な視線を感じたんです。

そして,気配と視線を感じる方向に視線を走らせると
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「おおおお!かもしか(♀)デッセ」
う~ん。藪の中にはいて行ったり,沢沿いにそわそわしながら歩き回っていたのは,彼女のせいかも。
やばい!Bethのリードは外したままだし。
Bethを呼び戻すのに声を出すとカモシカに逃げられる。
そう思った僕は,ひたすら沈黙を守ったまま,カモシカとにらめっこしてました。
Bethはカモシカに気づかず,後からついてこない僕のところに戻ってくるのですが・・・
結局にらめっこの勝利者は僕。
プレシャーに負けて逃走したのはカモシカでした。
Bethが戻って来たせいなんだろうけど。

興奮冷めやらぬまま,いつもの休息のポイントへ。
「おおお!ニリンソウが一面に咲き乱れてるぜ」
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ニリンソウが咲き乱れてる真ん中でご休息中。

休息後。さらに地獄沢に向けて出発



給水ポイントへ到着
給水中

僕も沢の流れを見ながらご休息
Bethは退屈そう
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「シャーナイ行くか」
ニリンンソウの咲き乱れてる中にカタクリの花
等々撮影しながら
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進入禁止?
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「こちら側からあちら側へ
それともあちら側からこちら側へ
ドッチなのヨ」
「ドッチともいえない」
自分勝手な解釈をしつつ。
「問題なし!突入!」


「到着!」
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依然来た時とは大分景色が変わっていました。
「流石。地獄沢」

前回来たときは沢を北から南に渡り,右岸から砂防ダム上に立ったのですが
今回は沢の中を進み左岸から砂防ダム上に立ってみました。
行けそうです。
前回の目的だった大日如来堂への道かな?
「確認したい!!」
ヒトンチ(人家)の庭だろうと,そん時はそん時。
「山から来ました。Bethです」って事にしてもらおう。
「Beth。突入セヨ!」
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おお看板だ!
「ン?」
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新明寺沢って書いてあるよ。
地獄沢じゃないデス。
正式には新明寺沢なんだけど。
地獄沢と言う呼び方は,地元の人たちの中だけで使われてる呼び方なのかもしれないよね。
と帰宅してblogを作成し始めるまでは思ってました。
このときの興味はすでに大日如来堂を探す事。
そして,明らかに民家の私道と思われるところを歩っていたので,
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流石にちょっと後ろめたい気持ちもあって。
深くそのことついては考えていませんでした。
そして,更に
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何やら看板があるので振り返ってみると
「ヤバカッタ!・・・ン~待てよ見覚えがある。大日如来堂だ。ヒャッホー」
4年前に来た時にも見かけた看板でした。
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「ほんじゃ。行かずばなるまい」
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「しかし,荒れまくってますな」

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「さ~て。帰るか」
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階段を上から覗き込むと
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とってもデンジャラスな階段なのです。
道端で撮影をしながら
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緑の里クリニックの駐車場で待ち合わせ・・・帰宅したのであります。

ダニ対策を施して,終了。


そして,夜どうしても気になって眠れない。
地獄沢と新明寺沢の件なんです。

月曜日の夜nabeちゃんに電話して確認をしてみました。
確かに地獄沢と言うのはあるのは間違いないようです。
だけどそれが正式な呼び名なのかはわからないとのことでした。

じゃやっぱり,新明寺沢は地獄沢と地元では呼ばれてるのだろうか。

正確な位置確認をする必要があると思い,その電話でできるだけ正確な位置を確認してみました。

すると,
nabeちゃんの言ってる地獄沢と言うのは,
途中に砂防ダムがあり石がゴロゴロしているのだそうですが。
千貫山の南端に位置していて,
五間堀に流れ込んでいる沢だという事。
僕とBethが突入した沢は,
千貫山から北東方向にあり地獄沢ではない。
と言う事が解りました。

2人の間には直線距離にしておおよそ1㌔の誤解が生じていたのであります。

散歩の間中地獄沢と思ってしまっていたのですね。
地獄沢の位置はだいたい分かったので,
次回はその地獄沢を探して,突入を試みたいと思っています。
ですからタイトルはカモシカと新明寺沢にすべきだともおもったのですが,
下った時は僕の中で地獄沢だったので,
そのままカモシカと地獄沢にしました。

今日一日のBeth

2014年4月20日

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火星から来たBeth : Beth came from Mars.
2009年10月28日に火星から来ました。
Bethと言います。

Bethは,
宮城県動物愛護センターの譲渡会に参加して
(2009年10月28日)
譲り受けてきた犬です。
月齢3か月ぐらいと,スタッフの方が説明してくれました。
出生のすべてが謎に包まれた犬なのです。

Bethが我が家に来たのを機会にブログを開設しようと思い。
タイトルをどうしようか悩んでいる時・・・

札幌在住の友人が
「出生がわからないんだったら火星から来たことにすれば!」
で決まったタイトルなのです。

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Listening to the music the machines make
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