旗坂野営地

船形山 升沢コース

船形山とは「巨木のブナの山」。
白神山地の「世界遺産」核心部の1.7万ヘクタールをしのぐ2万ヘクタールの面積を有していた。
しかし,7割が守るべきはずの林野庁により破壊されてしまった。
とガイドブックには記載されています。
調べて行くと,いろんな事実が浮き彫りになってきます。
残念ながら,行政にとって自然とは,行政にとって地球とは,利権と政治の取引の舞台だった。
そして,今も変わらない。
自然だけでなく,全てにおいてそうである事は,フクイチが物語っている。


「船形山行こうぜ!!」とお誘いがかかった時。
ガイドブックを読んで,是非このブナの原生林の中を歩いてみたい。
と切に思ったのであります。

病みあがりの山行であることは十分考慮して頂いており。
「色麻コース」だったら問題なく登れるんじゃない?と
つまり,大滝野営場から登るコースです。
ガイドブックコース難易度
体力度(4段階中1)

危険度(4段階中1)

・・・・が,


クリック↓で通行止めになってる場所の地図のウインドウが開きます。
(2016年10月15日現在)

保野川林道情報
保野川林道他の通行止めについて・・・林野庁からのメッセージ
保野川林道、青野林道、桝沢林道、種沢林道は、平成27年9月11日の関東東北豪雨により路体欠壊や路面洗堀が発生し、車両の通行が不可能であることから当面の間通行止めとしています。
小荒沢林道やその他の林道は通行することは可能ですが、路面の状況は良好な状態ではないため、走行には注意が必要です。


    大滝野営場へのルートは,ガイドブックによれば。
    マイカーの場合2ルートあり。
  1. 大崎(古川)方面からは,色麻町の小栗山から保野川沿いの長い岳山林道:保野川林道経由のルート。
  2. 仙台方面からは,大和町吉岡から枡沢へ入り,途中右折「ふるさと緑の道」の小荒沢林道から小栗山林道経由のルート。

2のルートは健在の様ですが。
林野庁からのメッセージが気になり,google mapで調べてみると。

枡沢林道-小荒沢林道


旗坂野営場までの枡沢ルートと,そこから大滝野営場までの小荒沢ルートは,接続していない様に見えます。

更にストリートビュー

小荒沢林道枡沢入口

ダート?ですよね~。
普通乗用車・・・僕の車は車高がそんなに高くない・・・俗に言うシャコタンではありませんけど。
性能を悪くするような愚かな改造を施したりはしません。
悩んで,悩んで,悩んだ挙句に出た結論は。
旗坂野営場から登る枡沢コース。

「のんびり登れば大丈夫だよ」とMr.k。

ガイドブックコース難易度
体力度(4段階中3)

危険度(4段階中1)


と言う風に体力度が3に跳ね上がってます。


本来であれば15時までに下山したいのですが,今の自分ではどう考えても16時にはなりそう。
「ムムム」と唸りながら,ルート図を作成。
県警に登山届を提出し,モンベル野あそび保険250円に加入。
登山準備・・・・「痛み止めと湿布薬。持って行きなよ」とtomoさん。

当初は旗坂野営場から枡沢コースのピストンを想定してました。
最短のコースなので・・・・
山行計画案は↓

船形山


そして・・・おにぎりでやってみたかった事↓

10

塩大葉と梅肉で一口大おにぎり。

4時ちょっと過ぎに起床して頑張って作ってみました。
米は2合。
お留守番のtomoさんの分も含んでいます。
登りながら,パクっと一口で食べれる大きさ。
「一口食べて500m!」
多糖類とナトリウム,カリウム,マグネシュームなどのミネラル成分を美味しく食べながら吸収。
大きいのが混じってるのは,面倒くさくなって,徐々にデカく・・・
右側にあるのは,岩沼市民のソウルフードの一つ河村肉屋の肉団子です。
串を外し3個づつ二袋に分けました。
1つは僕の昼食。
もう一つは,日頃からお世話になってるMr.Kの分。

水分は,
レモンの絞り汁,ポカリスエット,粗塩,水を調合したバイオドリンク : ハイドロシステムで1.5㍑
真水 0.5㍑ : ペットボトル
お湯 0.35㍑ : 保温ボトル


30番所 旗坂野営場 登山口
 
7:33

PA157240

30から1までデクリメントしながら頂上を目指す趣向ですね。
初心者にとっては目安になって,ちょっと嬉しいです。



29番所
 
7:42

PA157244



28番所
 
7:49

PA157245

僕達を追い抜いて行ったオジチャン達。

ツキヨタケ

PA157247


その一人が茸マニアの様で,茸を見かける度に,様々なアングルでデジカメに納めていました。
そして,この手の平よりも大きなサイズの,見事な茸を見ながら聞いてみました。
「なんて言う茸なんですか?食べられるんですか?」
「ツキヨタケと言います。以前とっても大変な目にあいました」
「??・・・という事は毒キノコって事ですよね」
「そう」
「食べたって事ですか?」
「そう」
「ヒエ~」

そして,このおじちゃん。
茸を追いかけて藪の中に分け入って行くみたいで。
藪の中から聞こえるガサゴソと言う音に,
『エッ・・・くま?』
と思いっきりびっくりしました。



27番所 旗坂平
 
7:59  

PA157249



26番所
 
8:07

PA157253



25番所 一群平
8:13 

PA157256



24番所
 
8:18

PA157257



23番所
 
8:26

PA157260



22番所
 
8:?? 登りで撮り忘れました(写真は下りで撮影)

PA157449



鳴清水
 
8:41 小休止

PA157262


ハイドロシステムにトラブル発生。
吸い口を噛むと,バッグの中の圧力で水が出る仕掛けになってるのですが。
噛んで出てこないので,噛んで吸ってみたところ,口の中が湿る程度しか出てこない。
歩きながらずっとこの状態が続いていて。
噛んで吸って,噛んで吸って・・・試しに噛んで吹いてみると・・・それなりに。
また,噛んでみる。
やはり出てこない。
もう一度噛みながら,そして思いっきり吸ってみる,先ほど吹いた時の空気が,チューブに残っていた空気でしょうね。
少しずつ戻ってくるけれど,バイオドリンクは出てこない。
詰まってる感じがする。
小休止中にバッグパックの中のチューブを確認してみても異常は見られない。
「ウ~ン。困った」



21番所 倒木に21番所
8:46 

PA157263



20番所
 
8:52

PA157265



19番所
 
8:57

PA157266



18番所
 
9:03

PA157268



17番所 登りで撮り忘れました(写真は下りで撮影)
9:??

PA157417



16番所
 
9:17

PA157270



15番所
 
9:20

PA157274



三光の宮 
  
9:21 小休止

PA157286

PA157276

PA157283


PA157281

PA157280

移動しながら思い出していました。
バイオドリンクを調合した時の事を。
「ア~!レモンの果肉やレモンの灰汁を茶こしで漉すの忘れてた!」
おそらく,それが吸い口に詰まっているのではないか。

休憩中にハイドロシステムの吸い口をチェック。
やはり,レモンの果肉がタップり詰まっており,殆どバイオドリンクは減っていませんでした。
今詰まってるのを取り除いても,すぐ詰まるだろうし。
Mr.kから頂いた干し柿を食べながら思案。
真水の入った0.5㍑のペットボトルで急場をしのぎながら,升沢小屋の水場で吸い口を洗浄し,新たに沢の水をパックの中に入れ直そう。

しかし,時すでに遅し
帰宅後ペットボトルの水の残量をみると・・・・半分は残っていました。
飲めなかったのですね。
つまり,この時点で脱水の初期症状が出ていたことになるのだと思います。



山行の宮分技
 
9:33

PA157292

大滝方面-船形山山頂方面-旗坂野営場方面


14番所 登りで撮り忘れました(写真は下りで撮影)

9:??

PA157409



13番所 登りで撮り忘れました(写真は下りで撮影)

9:??

PA157407




12番所 撮り忘れました(写真は無)

9:??




不動石
 
9:58

PA157305



11番所
 
9:59

PA157306



瓶石沢 蛇ヶ岳分技
 
10:04

PA157308



10番所 撮り忘れました(写真は無)

10:??



9番所
 
10:10

PA157311



8番所
 
升沢ひなん小屋の前なのか?



升沢ひなん小屋
 
ここが8番所なのか?

10:17

PA157315

中はとても綺麗でした(トイレはバイオトイレ)
PA157319

小屋の左わきを抜け
PA157316

PA157318



ここで,レモンの果肉で詰まったハイドロシステムのお掃除と給水。
なかなか,綺麗に洗う事が出来ずに・・・シンドカッタです。
思うように水分補給が出来てなかったので,チョイと調子が下向きになってました。
実際のところ,体の変調が意識できるぐらいになってから,水分を補給し始めても遅すぎるんですけど。
変調は頂上付近で,そして休息した後の下山の時,顕著に現れました。
これは,運動不足もあるのでしょうけど,水分の補給がうまくいかなかったのが主な原因だと思われます。



ここから沢の中の登坂です。



船形山 升沢コースのメインとなる沢登の開始です。 
ガイドブックには,山頂避難小屋には水場が無いので,この沢で水を補給することを勧めています。
そして,ここから沢の中を登ります
一部,みちがはっきしりしないところがあるので,赤テープや踏み跡を確認しながら登って行こう。
と記載されていますが。
沢の中を歩くので踏み跡を見つけることは困難です。
赤テープと,赤ペンキの丸や矢印が目安ですね。
基本的に沢の中を4番所のちょっと手前まで登ります。
沢から逸れる事はありませんでした。

滑るので注意が必要。
緩やかな沢沿いを登り始めて



8番所
 
升沢ひなん小屋の後なのか?

PA157325

PA157326

PA157327



7番所
 
10:40

番号は沢の脇に,無残な状態で横たわっておりました。

ゴツゴツした石の上を歩き

PA157328


右岸に行ったり,左岸に行ったり。
滑らない様に,滑り難そうなところを,沢にはまらない様にしながら,
結構初心者にはスリリングな登坂です。



6番所
 


ここを下りて来る人の情報では,蛇ヶ岳方面はぬかるんでいるので,沢沿いを下りてきたのだそうです。
ここまで来て思ったのは,ここを下るのは嫌だな~滑るし。
でも皆様達者な人たちばかりで,結構スタスタと下ってきます。



5番所
 


水の流れている岩盤の様な斜面を登ります。
登り切ると沢は見事に無くなります。
面白いな~。

 

沢の中の登坂終了です。





振り返ってみると
PA157330

木立のトンネルの様になった部分の先が沢になっています



4番所
 
11:15

PA157332



3番所 千畳敷
 
11:28

PA157333



升沢コース分技
 
11:30

PA157334


2番所
 
11:42

PA157339



観音寺コース分技
 
11:49

PA157346



1番所 船形山頂上
 
11:54  山メシタイム

PA157353

PA157350

あまり食欲がなく。
何とか小さいおにぎりを2個
豚汁一杯
肉団子1個(残2個)
を食べて「フ~」

PA157340

PA157342


下山開始。

12:40
ルートは蛇ヶ岳をチョイス。


下山を開始して間もなく,太ももが痙攣してしまい動けなくなりました。
やむなくお薬のお世話になる事にしました。

部品19

生れてはじめてお世話になったのですけど,結構威力があります。
でも,もう二度とお世話になりたくないです。
チャンと水分を取りましょう。
そして,常日頃から運動は欠かさずに!



升沢コース分技
 
13:06

PA157360

蛇ヶ岳コースは見晴らしがよく,気持ちがいいです。

PA157361



蛇ヶ岳 山頂
 
13:49

PA157371

蛇ヶ岳山頂から見た船形山山頂

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升沢ルートへの分技
14:00

PA157380



蛇ヶ岳の池塘
14:07

PA157387



草原
14:15~14:20

PA157389

気持ちのいい草原。
疲れも吹っ飛ぶ瞬間。

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PA157396

PA157398

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蛇ヶ岳分技 瓶石沢
14:32

PA157404



三光の宮分技
 
15:00

PA157411



三光の宮
 
15:02

PA157414


PA157420
PA157421
PA157422


PA157433
PA157434
PA157435
PA157436
PA157437


PA157439



鳴清水
 
15:35

PA157444



一群平
 
16:06

PA157456



旗坂平
 
16:08

PA157462



旗坂野営場 登山口
16:36

101

「まだまだ。ヌルイ登山ですね~。クヤシ~」








反省
久しぶりの山行で,更にもっと久しぶりのハイドロシステム。
レモン汁は,茶こしを使って果肉や灰汁を取り除いてから,調合しバッグに入れてました。
何時もはです。
今回,この茶こしの手順をおろぬいてしまってました。
異変に気付くのは,登り始めて一時間後の鳴清水。
登りはじめからどうも変でした。
懸命にすっても「ちょっぴり」しか口に入ってこないのです。
結構疲れます。
吸っても吸っても出てこなくなってきてました。
バッグパックを下ろして,ホースを確認したのですが,何の異常も見つからない。
しかたなく,ホースを戻し山登りを継続。
それから,一時間後の三光の宮で吸い口に果肉が詰まってるのに気付きました。
しかしどうする事も出来ず。
0.5㍑の真水の入ったペットボトルを取出し,枡沢小屋の水場まで急場をしのぎました。
ここで,中身を処分して,吸い口を洗い,沢の水を補充。
でも,時すでに遅し,体に水分が供給されない状態が続いたため,少しづつ足の痙攣が始まってました。
それが昼食後の下山時に,身動きがとれない程の痙攣となって表れたのです。

帰宅後ハイドロシステムの水はほとんど減ってはおらず,急場をしのぐはずだった0.5㍑のペットボトルの水も半分残っていました。

とっかかりの1時間から2時間の間でズッコケると,こういうことになるのですね。

そして,大量に残ったおにぎりは,その夜と翌日のお昼ご飯へとバトンタッチされるのでした。
不味くて残したのではなく,思った程食べれなかったという事です。
登ってる間に小2個
お昼に小2個しか食べれませんでした。


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火星から来たBeth : Beth came from Mars.
2009年10月28日に火星から来ました。
Bethと言います。

Bethは,
宮城県動物愛護センターの譲渡会に参加して
(2009年10月28日)
譲り受けてきた犬です。
月齢3か月ぐらいと,スタッフの方が説明してくれました。
出生のすべてが謎に包まれた犬なのです。

Bethが我が家に来たのを機会にブログを開設しようと思い。
タイトルをどうしようか悩んでいる時・・・

札幌在住の友人が
「出生がわからないんだったら火星から来たことにすれば!」
で決まったタイトルなのです。

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We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the music the machines make
I let my heart break just for a moment
Listening to the music the machines make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here never
Let's stay in here for ever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
プロパ癌だ!


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