鬼石沢デビュー : メニュー
鬼石沢
妙な気配は,しなくなってました。
出発!!
都合のいいように,自分勝手に解釈したって事ですけどね。
リードが引っかかって歩き難い。
初めての見通しの悪い山道で,リードを外すわけにもいかない。
歩きやすい方をチョイスしました。
「大分昔の話とはいえ,地元の子供たちが遊んだ場所だもんね。
道は整備されてるだろう。」
ぐらいに,あんまり深くは考えてませんでしたけど。
そして,鬼石沢と判明した時点でも,地獄沢は正式な名称ではなく,地元の人たちの俗称?
などとも思っていて,鬼石沢が地獄沢の可能性もある?とも考えてました。
歩きやすい右側の道をチョイス。
西方面に緩やかに下る道を歩いていると。
ほどなく,こんな看板が。
破れかけた行先標示は,画鋲?で止まってました。
それにしても,破れ方が不自然・・・画鋲?ですねやっぱり。
「沢だ!沢だ!」
砂防ダムの手前を左に行くと,とっても気持ちのいい竹林の中を通り,山神社社務所に到着します。
砂防ダムに近づいて見ると。
砂防ダムは,上流の方から順番に新しく作られたようで,3重になっており。
おそらく上流には,更にいくつか砂防ダムがありそうです。
はっきり確認はできなかったのですけど。
下って来る時,鬱蒼と茂った木立の間から白い人工物がかすかに見えたような気がしました。
さらに,この谷沿いには,とても大きな石も確認できました。
「ウ~ン。谷沿いに登れないだろうか」などと思いながら。
何か表示がないか探すと。
「エ゛~・・・鬼石沢ッスカ。それも柴田町」
鬼石沢は?
「ムムムムム,整備されていて,想像していたのとは違いすぎる」
やはり,nabeちゃんが言っていた,地獄沢とは違うのだろうか?
まずは下ってみましょう。
竹林を過ぎると右側に山神社社務所。
左手に民家のブロック塀を見ながら通り過ぎると
そして,街道側からみた山神社社務所。
「フ~」とため息をついて。
「鬼石沢の砂防ダムのチェックをしながら深山に戻りましょう」
砂防ダムの上に,チョイと行ってみたい・・・等と考えながら。
と入り口付近に戻ると。
「熊すか・・・・」
で砂防ダムの下まで来て。
鬼石沢の上流で,枯葉を蹴散らす音や枝が折れる音。
「ゲッ?・・・・」ちょっと嫌な感じ・・・この沢を登る人がいるのかな~。
人だと断定も出来ないし,他の生物だとも断定できない。
深山でフリーズしたBethの件もあるので,砂防ダムの上をチョイと覗いてみるのは断念。
ほんじゃ戻りましょう。
今までいろんな動物と遭遇しましたが,幸いなことにまだ熊さんとの出会いはありません。
出来ればこの幸運が続くことを祈りつつ,歌でも歌いながら戻りましょう。
で,今日は,この曲をチョイス。
詩は里山ツアーとは,別もんですけど。
坂道をしっかり足の裏で踏みしめつつ,軽やかに歩くのには,良い感じなんですよね。
起伏の違いで足の運びが変わるときは,頭の中でテンポを合わせて(^^♪
part of the union : Strawbs
「良い感じ,良い感じ・・・・・・フフフ」
この曲が頭に浮かぶときは。
暗い記憶の雪庇の縁で,這い上がろうと必死にもがいてる時か。
身も心も軽く,スタスタと周囲を万遍なく見渡しながら,はつらつとしてる時なんです。
今日は,当然後者です。
右側の谷にも何か砂防ダムの様な人工物がありまっせ。
「ムムム,もしかしてそこが地獄沢?」
何か左側の谷。
鬼石沢が気になるようです。
時折,枯葉の上を歩くような,とっても大胆な音や,枝が折れる様な音がします。
上手く収録できませんでしたが,ホントなんですヨ。
「ガサガサ,バキバキ」
自分達が脚を止めると,静かになり。
動き始めると,音がする。
人なのだろうか。
鬱蒼と茂る木立からは,まったくなにも見えません。
音だけ。
「ウ~ン。人だとしたら,よっぽど物好き?だよな~。歩けないことないと思うけど」
「深山。到着!!」
ここからは,僕達のホームグランド千貫山へ続く