大倉山

氾濫原 2018年6月3日

氾濫原20180603-2

いや~6月の氾濫原も素晴らしい!

暑いんではないか?という予想は,半分正解で半分不正解でした。
氾濫原は清涼な風が吹いて涼しいし,沢が忽然と消える場所は,
「と~っても,涼しいのです」
足元から冷たい風が吹きあがってきて,もう堪りませんでした。
「ここにビバークしようぜ」
「熊と?」


メンバー:noriさん(福島県郡山在住),aoさん(福島県郡山在住),nozapon(火星から来たBethの管理人) の3名。
集合場所:スプリングバレースキー場
集合時間:9時30分

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沢の水は,容易に渡渉できるぐらいまで水位が下がり,長靴をチョイスしたのは失敗?
と思わせるぐらいの水位なんですが,
ジャボジャボと渡る快感は,代えがたきものがあり。
沢の中をジャボジャボしながら,
このチョイスは間違いではなかったと実感したのであります。

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おおお!緑だ!!

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身も心も緑色に染まる瞬間。

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「ン~。清涼感」

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残念ながら,清涼感だけでは満腹にならないのであります。
つくづく,地球からの恵みが無いと生きていけないんだな~と頭の片隅で感じながら。
今朝出がけに作ったパンを「ガサゴソ」とバッグパックから引っ張り出し「パクリ」。

2018.06


「ウメ~」
塩もみしたキャベツとマヨネーズが,
揚げたチキンの油を絶妙にオブラートして,
予想通り食べやすくなってました。

「ムシャムシャ」と一途に食べ進んでいると,目の前が突然明るく・・・

真上に差し掛かった太陽の日差しが,
沢の上にポッカリ空いた木立の間から,
僕達が腰を下ろしている目の前の沢に差し込んできていました。
そして,キラキラと輝く光は,川面の上で眩いばかりに飛び跳ね,光の饗宴が始まりました。

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葉脈がとても美しいです。

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幸せな気分になります。

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5月1日に満面の水を湛えながらも,渦を巻きながら沢の水を吸い込んでいた場所は今・・・

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沢の水は此処に届く前に,地下に吸い込まれてしまい,ぽっかりと穴が開いてるだけでした。

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2018.061


7月とか8月の氾濫原は?
おそらく藪漕ぎは覚悟してこなければ・・・でも秋の紅葉の時期には,また行きたいです。
最高にリフレッシュできた一日・・・パワーを貰った気がします。
僕のパワースポットですね。

あまり人の手で加工されていないから,不思議な力が宿っているのかもしれませんね。

都市空間の中にある物は,全て人によって意味づけられた物。
意味のない物は排除された空間。

氾濫原にある物は,都市空間で言えば意味のない物。
沢があり,岩があり,背の丈以上の草が生い茂ってる。
沢は渡渉点を探し,岩は登れなければ迂回し,穴は跨げなければ迂回し,草は掻き分けながら歩く。
歩くための技術がいる場所。
スマホ片手には歩けない場所。
ダウンロードしたDATAに頼り切っても歩けない場所。

だから,楽しい。
五感,さらに第六感を思いっきり働かせ歩く。
常に周囲を観察しながら踏み出す一歩は,誰の一歩でもない自分だけの一歩なのですよ。
DATAをトレースする生き方は,飽きるし・つまらないでしょう。

氾濫原 2018年5月1日

2018年5月1日(月曜日)
天気:晴れ
メンバー:nozapon

氾濫原3

一番乗りして,一時ですが氾濫原を独り占め。



登山口の駐車場について準備を始めると,

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同じ駐車場に止まっていた車から4名下りてきて,話しかけられました。

男性3名,女性1名のパーティ。
野田から来た人達の様でした。

「どちらから来ました?」と聞かれ・・・・
話しているうち,どのルートを通って来たのかを聞かれてると言うのが判りました。
桑沼登山口の駐車場に来るには,3つのルートがあります。
  1. スプリングバレー経由(大平桑沼林道)
  2. 吉岡方面から147号線経由下原
  3. 吉岡方面から147号線旗坂野営場経由(升沢林道)

1,が一番ポピュラーだと思います。
この方たちは,ナビをひたすら信じ,ナビ通りに来たら3の旗坂経由で案内されたようです。

確かに,GoogleMapで見ると,
スプリングバレーと桑沼登山口駐車場の間の道が途切れてる部分があります。

「スプリングバレーからですよ」と答えると
「エッ,通れるんですか?」
「スプリングバレーから荒れてはいますが舗装道路ですし,
途中からダートになりますが,約10分位辛抱すれば到着します」
「エッエエ~!」
そして,ここまでたどり着くのにどんなに大変だったのか,話してくれました。
「いや~ご苦労様です」

彼らは,北泉ヶ岳-泉ヶ岳-北泉ヶ岳-氾濫原と大まかな行程を説明してくれました。
「おおお!健脚ですね・・・僕は,今日浮気はせずに氾濫原一筋です。
トットト行って,独り占めですね」

歩きながら思ったのですが,
野田から直接来たとすれば,東北自動車道の大和インターを下りてきたのでしょうね。
えらい遠回りのルートですよね。

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おおお!雪が無い

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熊さんへ「何が不満なんだ~」
公園で暴れるアンちゃん・ネ~ちゃん達とは違うとは思いつつ。

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渡渉場所を探索。

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去年は右岸は雪がたっぷり残っていて,右岸沿いに下れなかったので,
右岸から左岸に渡渉し,まだ残っている雪の上を下りました。
時折「ズボッ」と腰まで埋まったりしながら・・・・

しかし,今年は右岸側に雪が無く,渡渉なしで右岸を下ってみました。


カメラをしまえばよかった。
途中の岩場でアイカップを落としてしまいました。
どうせ,写真を撮る余裕などないのだから・・・
「無念じゃ・・・でも,これ外れやすいよね。何でだ?
セコク儲けようとしてない?」
等とブツブツ言いながら


でも,寄り道のための渡渉は,結構しちゃったりして。


「おおおお!」

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苔も美しいです。

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いや~お腹すいたデス~。
時計を見ると・・・いや~まだまだお昼には程遠いのですが。
素直に自分の食欲に従いましたのデス~。

早起きして作った特性サンドイッチ

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飲み物は,途中のコンビニで買ったカルピスウォーターですけど。

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「美味しいデス~」
「欲を言えば,せめて2種類欲しいデス~」



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氾濫原を後にして,その下山途中テンプルがピンク色のサングラスを発見。
綺麗な状態だったので,今日登った人たちの誰かが落としたのでしょう。
おそらく,同じルートを下山する可能性が高いと思い。
斜め横の倒木の上に目立つように置いてきましたが・・・・
見つけてくれたでしょうか?


太陽に光に透けて見える葉の葉脈を見るのが好きです。

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帰宅するのがもったいない景色を後にして

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「来年もまた来ます」と言いつつ 駐車場で,蠅に追われながら着替えをし・・・

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美味しい!
またまた,欲望に身を任せたのであります。


贅沢な一日を過ごしました。


続きを読む

氾濫原  2017.05.03

深野さんが連載しておられる山便り
≪№133 北泉ヶ岳 大倉山の氾濫原を訪ねる≫
の記事を読んで以来。
今,最も行きたいエリアの一つでした。

新宮城県の山20170318_00018

「地形学的には明らかに【地滑り】による地形であり。
決して氾濫原などではない。
この誤用は仙台の登山者間では,使用頻度が高いようで,
すでに固有名詞化してる」と深野さん。

しかし,何かこの氾濫原と言う響きは,マッチングしてる様に思われ。
僕を引きつけてやまないのでありました。

その話を山仲間のK氏に話すと。
「行ったことないの?素晴らしいところだよ」
「・・・・」
「一緒に行きましょうか?」
「おおお!是非」


「じゃ,明後日行きましょうか」
と突然決定。

折角行くのですから。
やっぱり北泉ヶ岳経由氾濫原でしょう。



5月4日(木曜日)

8:00 岩沼出発。
9:25 桑沼入口駐車場

桑沼まで入って行こうと思ったら?

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だったので,テクテクと桑沼まで。

熊さんの爪跡が痛々しい案内板の前で

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桑沼越しに見えた北泉ヶ岳方面は,雪!
当初は,桑沼を右手に見ながら,一部法崩落現場を自己責任で登る計画だったのですが。
雪に気圧されて断念。
大倉山分岐のコースに変更。

しかし,何故かコースを逸れて,思いっきり滑る急斜面を藪漕ぎしながらの直登。

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顔にあたって痛いので,藪を避けたルートをチョイス。
しかし,只立ってると,ズルズル滑るので,登り続けるしかない。
仕方なく藪の中に身を投じて,藪に縋り付く様に登る。
しかし,手の届きそうなところに稜線が見えるのに,全然着く気配がない。

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雪の壁を登ったら,こんな感じで,まだ着かない。
ここを登ったら,今度は殆ど垂直に見える雪の壁。
K氏がキックステップで登った後を辿りながら,登って鞍部に到着。
藪漕ぎをしながら尾根道へ。
ほぼ1時間を費やしての登りでした。

「ここ降りろって言われたらやだね~」
「ウンウン。絶対ヤダ!」

尾根道のなんと歩きやすい事。
只,大分消耗したので,ノンビリと・・・。

サルノコシカケ
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タップリ雪が残ってました。
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陽当たりのいい尾根道は雪が無く

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カタクリの群生が見られました。

11:00 桑沼の眺望地点通過

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ブナ林の尾根道を過ぎたあたりから残雪がたっぷり。
縦走路分岐から北泉ヶ岳頂上までは,
バッチリ雪渓のなかの,楽しい登山を経験させていただきました。

11:40 北泉ヶ岳頂上到着。

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記念撮影をして
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ブナ林の尾根道まで戻り
山メシタイム。
とってもお腹が空いたのでした。

食後の休息後大倉山へ 

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13:05
大倉山頂上には東屋があります。
K氏「面白いところ案内するから」
と言って連れてこられたのは

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「この石の上に立っちゃったりする人いるんだよね」
下はこんな風になってます

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「止めてくださいね。石に上に立ってるの見ただけで,卒倒してしまいますから」
「ハハハハ」

東屋から一気に180m下ります。

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東屋で会ったおじさまは,今年は水量が多いですよ。
と言っておりました。

渡渉ポイント探索中

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仙台市観光課?。
誤用である氾濫原の標識があります。
ここは種沢林道。

このポイントから右手後ろ方向に沢が流れてるのですが。
沢の表面が,浮いて見えるのです。
思わず沢の方に歩いて行ってしまったので,撮影できませんでした。
このポイントの地盤が低いんでしょうね。
増水した水が少し高くなった岸辺を超えると,こちらに流れ込んでくる。


渡渉ポイント探索中

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この辺りは,ニリンソウの群生地です。

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まだ,ちょっと早かったようですね。
去年は,満開だったそうです。

ここには,素晴らしいお花畑が広がっています

アズマイチゲ

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キクザキイチゲ

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ニリンソウ

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そして,渡渉ポイントを探すのに苦労した沢が,忽然と無くなる地点に

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沢水が地下に吸い込まれていって,突然と消えてしまう場所です。
この近辺で,うろうろしながら撮影してると。
所々で冷たい空気が吹き上がってる場所があります。
汗をかいた体には,とても気持ちが良い。
でも不思議なんです。
岸辺のある限られたエリアで,そんな現象がみられました。
今迄の山では感じたことのない,地面の感触。
「フワフワ」ではなくて「フカフカ」なんです。
僕的には,
落葉などの堆積物や土砂等の間を抜けて,地下から吹き上げて来る風。
沢の水が地下に流れ込みながら,地下に貯まって行き場のなくなった空気が,
堆積物の隙間から漏れ出てると言った方が適切かもしれない。

等と考えつつ・・・後ろ髪を引かれる思いで,氾濫原を後に。

升沢林道出会いまでは,多少のアップダウンはありますが,楽なコースです。
氾濫原のみを楽しみたいのであれば,升沢林道出会いから登るのが良いでしょうね。
水量が多くて渡渉できない場合,戻りが楽なコースなので。
戻るという選択肢の閾値は低いと思います。
これが大倉山から下りて,渡れない!
戻ろうか?
と考えた時,今下った道を登り返す事を考えると,戻るという選択肢の閾値は高い。
一気に180mの急登ですから。
無理にでも渡渉しようと考えたくなる。
様な気がします。

楽なコースと入っても,出だしで消耗しきって疲れた足には,チョイときつかったですね。
そう言う時に限って,微妙な高さの倒木があるんですよね。
シャガンでも,またいでも・・・好きにして!!
「フ~・・しゃがむのも。またぐのも嫌なんですけど」
とブツブツ呟きながらの,最後の登り。

「オオオ」

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イワウチワの群生です。
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15:50 桑沼到着 









p.s. 

升沢林道 大倉山分岐より先は,車や自動二輪は,侵入できない様に,
バリケードがあったそうなんですが。
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見事に写真の様な状態になっており。
僕達が歩いている時も,7~8台程のオフロードバイクと,
2台の改造オフロード車(軽:白)運転は丸顔のポニーテール(♂)。
騒音をまき散らしながら,
ソコノケ・ソコノケと林道を所狭しと「バリバリバリ」  
ヾ(`□´)ノ〃ウガー
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火星から来たBeth : Beth came from Mars.
2009年10月28日に火星から来ました。
Bethと言います。

Bethは,
宮城県動物愛護センターの譲渡会に参加して
(2009年10月28日)
譲り受けてきた犬です。
月齢3か月ぐらいと,スタッフの方が説明してくれました。
出生のすべてが謎に包まれた犬なのです。

Bethが我が家に来たのを機会にブログを開設しようと思い。
タイトルをどうしようか悩んでいる時・・・

札幌在住の友人が
「出生がわからないんだったら火星から来たことにすれば!」
で決まったタイトルなのです。

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Talking in the window as the light fades
I heard my voice break just for a moment
Talking by the window as the light fades
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the movement that the night makes
I let the room fade just for a moment
Sitting in the shadows that the leaves make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the music the machines make
I let my heart break just for a moment
Listening to the music the machines make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here never
Let's stay in here for ever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
プロパ癌だ!


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