火星に帰った勇君

勇

荒浜のお友達「勇」君が3月になって火星に帰りました。

2011年3月23日
Bethと僕とで阿武隈川の河川敷をテクテクと下って,
荒浜の友人宅に陣中見舞いに行ったときに,
お友達になりました。
勇1
メンコイですネ。


このときまだ水道が復旧してなかったので,充分な水分を携帯できず,家に着いたときはのどがカラカラでした。
途中,あまりのどが渇いたので,寄り道して酒屋さんでビールを調達。
そして帰宅と同時に「プシュ~。ゴキュッ,ゴキュッ」て一息に飲み干したのでした。

実はこの酒屋さん(依然にも書いたと思うのですが)
散歩の途中覗き見したとき
「おおお!日本酒の瓶にコメントが・・・銘柄ごとに・・・スゲ~。」
そして紫外線を遮断する袋入れられ冷蔵庫に入っているじゃあ~りませんか。
ということで,日本酒好きの僕は気になってはいたのです。

そして,この酒屋さんが暗闇の中に浮かび上がって見えた時。
のどがカラカラだったので,
日本酒ではなくビールしか思いつきませんでした。
そしてお店の前に立ち止まると,ふくよかな日本酒の香りが漂ってきました。
こんな時「ビール?」って非難されそうで,
とっても後ろめたい気分があったのですが,
思い切って
「ガラガラ」って引き戸を開けて入ってみると。
「おおおお!」思わず低く歓声を上げてしまったのです。
そこには,良質な日本酒の芳醇でそしてフルーティーな香りが充満してました。
これだけでいい気分になれそう?
しかし,日本酒の瓶は1本もありませんでした。
非常時の際の1500円をポッケからだし,ビールを買いながら店主に聞いてみると。
「地震で,ほとんど割れちゃったんです」
「・・・・・」
いろんなお話をした後
ビールを受け取って帰宅したのであります。

このお店の店主はお酒にはめっぽう詳しく,
料理酒以外の日本酒を購入するときは必ずこの店に行きます。
そして,この店主とキャッチボール?をしながら購入することにしてます。

そして,この日の夜10時過ぎごろ水道が復旧したんです。
「明日から水の調達に奔走しなくていいんだ~」
って思ったのを覚えています。

2012年6月23日
梅雨の合間に勇君に会いに行ったとき
06
勇2
もっと,いっぱい遊びたかったね





陣中見舞い

2011年3月23日(水) 
5時に小学校のプールに生活用水の調達に(日課となってます)。
生活用水として使っていた小学校のプールの水の水位が当初の水から約500mmまで下がっていました
P3233280
汲み上げるのに結構力がいります。
ウ――ン。25mプールで7コースあるんだよね。そうすると。
今日までに約180000リットル(180t)汲み上げたことになるんだよね。すごいな。


札幌の友人の実家,亘理町荒浜に陣中見舞い
14:00自宅を出発
阿武隈大橋の右岸に到着。さ行くわよ。
P3233295

距離表示の杭が,なぜか気になる見たいです。(毎度なんですけどね)
P3233300P3233302P3233316
船も流されてました
P3233317

カラスがたくさん集まっていたので,近くまで行ってみました。
魚がたくさん死んでました。それを食べに集まってたんですね。
P3233309

河口から4km地点です。
P3233349
4km地点から3km地点に向かう途中です。堤防の最上部から1mのところまで水位が上昇した痕跡がありました。
P3233360
河口から8km,7km,6km,5km地点では堤防の一番下のあたりで水が止まっていたのに,
4km~3km地点の間からなぜ水位が高くなってるんだろう?

理由が判明。
下の写真の青い部分,河口から約2.5km地点にブルーシートがかかっていたんですが。
この部分が津波の圧力で決壊したんですね。
河口から3km~4km地点まで津波が昇ってきて,堤防最上部から1m地点まで水位が上昇した時,この地点が決壊したんでしょうね。
その結果,4km~5km地点より上流では水位が堤防の下あたりまでの上昇(危険水位までは上昇しなかった)ですんだんですね。

後日確認した真実。
このブルーシートがかかった部分は,堤防の上を水が越流したところだったようです。
そのために表面部分が大きく削られてたんですね。
実際に決壊した部分は,荒浜の町のほぼ中心部の荒浜3丁目だったようです。
堤防の上に大人の腰ほどの高さに作られたコンクリートの壁があったのですが,
それが一部津波の圧力に耐えられなくなり,
数十メートルにわたって壊れ水が町になだれ込んだのですね。
そして,悪いことにこのコンクリートの壁が津波の先頭になって流れていき,家を破壊したそうです。
このコンクリートの壁の通った後は,ショベルカーでおし出したように,家が跡形もなく無くなっていたそうです。


P3233379

そして,堤防の外側は・・
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ものすごいことになってました。
友人の家族は思ったより元気で,そしていろいろ話をしてくれました。
大津波警報が出た時一度逃げてから忘れ物を取りに戻って流された人。
荒浜町内の堤防が決壊したこと。そして,決壊したことによっておそらく上流域が救われたこと。
複雑な表情をしながらですが。

そして,勇君です。
P3233323
かわいいですね
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そしてBethが「あそぼ」って声かけてます。
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チュッ
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チュッしちゃった
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そして勇君と別れて帰宅の途に


勇君とのデートで,興奮冷めやらぬBeth
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P3233414
リードを持つ手が痛いよ!

やっと落ち着いたので,特別なおやつの時間
そして,6号線の下のトンネルと4号線の下のトンネルを通って
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19時に家に到着。お疲れ様

**********番外編**********
河口から3km付近の堤防の内側に,こんなものが。
P3233368
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最新コメント
火星から来たBeth : Beth came from Mars.
2009年10月28日に火星から来ました。
Bethと言います。

Bethは,
宮城県動物愛護センターの譲渡会に参加して
(2009年10月28日)
譲り受けてきた犬です。
月齢3か月ぐらいと,スタッフの方が説明してくれました。
出生のすべてが謎に包まれた犬なのです。

Bethが我が家に来たのを機会にブログを開設しようと思い。
タイトルをどうしようか悩んでいる時・・・

札幌在住の友人が
「出生がわからないんだったら火星から来たことにすれば!」
で決まったタイトルなのです。

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just for a moment
Talking in the window as the light fades
I heard my voice break just for a moment
Talking by the window as the light fades
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the movement that the night makes
I let the room fade just for a moment
Sitting in the shadows that the leaves make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the music the machines make
I let my heart break just for a moment
Listening to the music the machines make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here never
Let's stay in here for ever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
プロパ癌だ!


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