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ネット上に個人的に火山情報や入山制限区域を書き込む場合,情報をリアルタイムでフォローできないのであれば,書き込むべきではないと思います。
拡大,解除,部分解除等。
総勢26名
- 南蔵王(刈田峠)登山口
- 計画 : 発 8時40分
実績 : 発 9時10分 - 雨の中の登山は初めてでして,合羽を着るかどうしようか迷って,メンバーの様子を観察してました。
結局,上着だけを着て30分遅れの出発。
持ってるカメラは防滴仕様ではないので,泣く泣くバッグパックに収納。
実績データーは,ポイントポイントで地図に書き込むことにしました。
(本降りになったらお手上げですけども)
今後の課題
霧雨程度の場合は,カメラに防滴カバーをして持ち歩けるようにしたい。
山の会会長がレジ袋がいいよって教えてくれました。
見た目は悪いのですが,結構良い感じです。
ただ,レジ袋にカメラを丸ごと入れてカメラ全体を覆って縛ってしまうと,ストラップが短くなり肩を通してぶら下げることが出来なくなる欠点がありました。
首だけでぶら下げると,ブラブラして歩きにくいですから,検討が必要だなって思ってます。
- ・刈田峠
- 計画 : 着9時00分
実績 : 着9時30分 - 目まぐるしく変わるお天気。
刈田峠から刈田峠避難小屋方面にカメラを向けながら,合羽を脱ぐかどうか迷ってました。
兎に角,合羽は暑くて好きじゃありません。
好きな人はいないでしょうけど。
「ン?」でも世の中広いもんな~,合羽マニアというか合羽フェチっているかもしれないよね。
等と下んないこと考えながら,思い切って脱いでバッグパックに入れちゃいました。
「フ~涼しい」快適快適。
しかし,このルートはアザミが多く,ロングスリーブのシャツを着てるのですが,薄い生地なので生地の間から棘が刺さり,とっても痛いのです。
でも暑いよりは,まだましですネ。
「我慢ガマン」
鬱蒼と茂る草と木立の中,夏の日差しが照り付けたら,ちょっとたまらなかっただろうな。
霧雨もすてたもんじゃないね~。
そして,脱いだのは正解でした。
こんな感じで時折夏の日差しが顔を出します。
前山まではあまり眺望を楽しめるポイントはありませんが,基本的に酸素の充満した木々の中を歩くので,僕はあまり気になりません。
- ・前山
- 実績 : 着9時57分
何となく黙々と歩くしかないなかで,お姉さまが持ってきたカットスイカが回ってきました。
見事にシャーベットになっていて。
「滅茶苦茶,美味しいんです」
おそらく,56年生きてきた中で一番おいしく感じたスイカです。
思わずパクリ,パクリと人の分まで・・・ゴメンナサイ。
- 杉ヶ峰
- 計画 : 着 10時20分
実績 : 着 10時30分
後には雲で見得ないけど刈田岳,そしてエコーライン。
おお,芝草平が見えてきました。
ちょっと,下って。
- 芝草平
- 計画 : 着 11時00分
実績 : 着 10時58分
皆様がご休息中に,一人で芝草平を散策。
ここで山の会は,ベースキャンプ部隊と登頂部隊に分かれます。
本格的なのぼりの始まり。
こういうのを見ると「ワクワク」しますね。
血が騒ぎます。
「ク~」たまりません。
先ほど通過して,ベースキャンプ部隊が陣取る芝草平が見えます。
「お~い!俺はここだぞ~」
- ・倉石/秋山沢コース分技
- 実績 : 通過 11時27分
トレイルラン専用の標識多数あり。
- 屏風岳
- 到着
- 計画:着11時50分
実績:着11時51分 - 頂上にはトレイルランのスタッフが1名。
いろいろ話を聞いてみて概要が判ってきました。
全走行距離約36㌔。
制限時間10時間。
参加人数約300名。女性の参加者有。
早い人だと約5時間で走り切る事。
「ヒエ~5時間ということは平均時速7.2㌔って事デッセ。旦那」
南屏風岳の方から登ってきたスタッフが。
沢を渡るので大渋滞になっていて,待ち時間が30分になっている。
そして,この沢で転倒。
怪我人が出てリタイアしてる選手が結構いる。
そっから先は,リタイアしたくてもできない。
なんてことも言ってました。
そりゃそうだよね。
山のど真ん中だもんね。
蔵王トレイルランのコースです。
そして,頂上から見る景色は,どこを見ても乳白色。
残念ながら景色を堪能することはできませんでした。
それじゃ次は食い気の出番だぜ。
「メシ!メシ!」
今日のお弁当
4回目にして撮影成功。
山メシとしては,とっても豪華なお弁当です。
必ず入っているのがスイーツ・・・プロの技ですな。
初回の御駒山は,おもいっきりバスに酔って後の登山のため,それどころではなく。
2回目の安達太良山は,強風で撮影する余裕が無く。
3日目の月山は,周りの景色のすばらしさに忘れました。
鯖竜田揚げが入ってるぜ,僕としては鯖竜田揚げが一枚,ドカっと入ってればmoreいいのですが。
でも美味しいです。
お弁当食べてる間も,多くのランナーが頂上を通り過ぎていきます。
「いいな~」
「お腹空いた~」
「食べた~い」
「・・・・・」
様々な言葉を残して。
多くのトレイルランのランナーが通り過ぎるのを見ながらのお弁当は,何か申し訳ないような気がして。
一生懸命食べながら,もっと一生懸命に応援をしちゃったのです。
- 出発
- 計画 : 発 12時30分
実績 : 発 12時26分 - 往路は,トレイルランのランナーが来ても,正面に見えるので,なんとなくすれ違えるのですが。
復路は,トレールランのランナーが後ろから追い抜いて行くので,最後尾の役目はとても重要になります。
「3名ランナー来たよ~。道あけてくださ~い」
まえのメンバーに呼びかけながら。
結構ランナーが来るので,道を開けて立ち止まってる時間が多くなります。
スタッフに歩く人優先ですからと言われたのですが,やっぱりそう言う訳にはいかないですもんね。
あの頑張りを見るとね~。
元気をもらえますし。
メンバーのお姉さまは,塩飴を渡したり,ハイタッチをしたり,大忙しです。
ランナーは,塩飴をありがたく押し戴く人,手を振りながら拒む人。様々です。
「ご苦労様です。ファイト!。ガンバレ~」と声をかけると
あるランナーは「ヒャッホー。頑張りまっせ~」
あるランナーは「ありがとうございます。ここは人が走るとこじゃないですよ。ほんとに」
あるランナーは「ありがとうございます。スミマセン」
あるランナーは「追い抜けないので。道譲らなくっていいです」
あるランナーは「なんでこんな事してんだろう」
等々様々ですな。
でもみなさん一様に明るい表情で,追い抜いて行きます。
- 芝草平
- 計画 : 着 13時00分
実績 : 着 13時05分
トレイルランのランナーを応援するメンバー。
前日埼玉から来て参加している人がいました。
この後,実家が山形なので山形に帰り,夏休みを過ごすのだとか。
この時点でリーダー曰く
「女性は14人いたよ。アッテル?」
と聞いてきたので。
「お見それいたしました。数えてません」
流石にリーダー余裕ブチカマシテマス。
芝草平と杉ヶ峰との間・・・往路の時に撮り忘れた(どうでもいいのですけど)
熊のフン。
杉ヶ峰から下って来るランナー
- 前山
- 実績 : 着 14時07分
- ・刈田峠
- 計画 : 着 14:20
実績 : 着 14:25
南蔵王登山口にあるエイドステーション3の関門が14時40分だったらしく,
トレイルランのランナーに,道を譲ろうとすると。
「もう間に合わないので,一緒に行きます。だから道譲らなくていいですよ」と残念そうに言ってるランナーたち。
こういう景色はたまらなく好きです。
人がいなくなるのを待って,パチリ。
- 南蔵王
- 計画 : 14時40分
実績 : 14時57分
ご苦労様でした。
雨の中の登山(大した雨ではなかったですけど)は,また違った味わいがあり,悪くないです。
いろんな経験もできだし。
得ることが多いトレッキングでした。
歩きながらスタートが更新されていく。
スタートとして存在したものが,歩き続けることによって,異なった場所にあったゴールであったと知る。
スタートは,ゴールでもあり,またそこからスタートする営みのきっかけなのだろう。
そしてスタートは,これ以上遡れない線の始まりではなく,一歩踏み出した,一歩踏み出す事で,実現されてきた点に過ぎない。
それに気づき,点にとどまらず,一歩を踏みだす力が欲しい。
常に更新されていくスタートを経験するために。
点が線となっていく自らの足跡を振り返りながら。