ライフライン

家庭備蓄で本当に必要なもの

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2013年5月29日水曜日ある朝刊に掲載された南海トラフ地震の記事のなかの家庭備蓄に関して。

  1. 1週間分の備蓄

  2. カセットコンロ

  3. 携帯電話の充電器

  4. 食糧

  5. トイレ

  6. 飲料水

  7. うなずける項目もあれば首をかしげる項目もありました。

    東日本大震災の実際の経験をもとに考えてみたいと思います。
    あくまで,津波の被害を直接受けていない内陸部(岩沼市中地区)としての意見です。
    数量に関してはここでは,あえてここでは明記しません。
    あくまでどんなことが役立ったとか不便だったかをもとに記入します。


  1. カセットコンロ

  2. 2000年問題で購入していたコンロがあり,鍋でご飯を炊いたり,お湯を沸かしたり活用できました。
    鍋でご飯を炊くのはそう難しいことではありません。
    うまく炊けると炊飯器以上においしく炊き上がります。
    コンロの代わりになったのは石油ストーブですね(ファンヒーターではありません)。
    冬場の石油ストーブは,暖をとったりお湯を沸かしたりできて便利なアイテムです。
    沸かしたお湯を入れる魔法瓶(ポット)もあると便利です。燃料に限りがあるのだから。
    電気ポットではありません。
    僕の家では,2つこの魔法瓶(ポット)があり重宝しました。
    コンロと魔法瓶(ポット)は,是非揃えておきたい震災のアイテムです。
    僕の家はLPガスを燃料にした給湯器とガスコンロなのですが。
    どちらもAC100Vがないと使えない代物なのです。
    ハイテクなシステムキッチンやそれに付随した給湯設備は全滅でした。
    ローテクなシステムが災害に強いと実感しました。


  3. 携帯電話の充電器

  4. あるには越したことないでしょうけど,何故これが項目の中にあるかが疑問。
    広範囲の停電が長期間続いたので意味がなかった。
    携帯電話の基地局が津波で流失し通話不能になったり。
    内陸部の基地局自体も電源を喪失しているめ基地局自体のバッテリーがあがってしまえば交換機能が損なわれ通話できない。
    震災後すぐ電話回線がパンク。(まれに通じることもあったが)
    現実味のある考え方としては,車から充電できる充電器だと思う。
    ただ上記の理由によりあまり意味がないと思うけど。
    それに,車のバッテリーや貴重な燃料のことを考えてもそこまで必要かな?
    使わないときは常に充電するように普段から心がけることが大事ですね。
    震災前に配られた震災グッズ一覧には,充電できる乾電池と充電器が含まれていた。
    僕の家ににもこの乾電池と充電器があったが,充電器は長期の停電のため一度も使わなかった。
    実際はライフラインが復旧してからの話でしょうね。
    震災直後は,携帯電話で安否の確認をする事よりも,今の自分たちが置かれてる状況を把握して,その対応をしなければいけなかった。
    それが全てでしたから。
    必要なのは,携帯電話の充電器ではなく,携帯ラジヲ(AM,FMが受信できる)と乾電池でしょうね。
    懐中電灯(ランタン),ろうそくは余震が続いてる時は倒れて火災の原因になるので十分注意しないといけないです。
    余震が続く震災後,家じゅうの乾電池を集めたんです。
    結構ありました。
    ほとんどリモコンの乾電池でしたけど。
    夜の明かりは,できるだけ乾電池を使い切らないように,仏壇の引き出しの中にあるろうそくを使う事にしました。
    ただ余震が続くので揺れにも対応できるろうそくスタンドを作ったんですけど。
    ジャム瓶の蓋にねじを通し,そのねじにろうそくを固定できるようにして倒れにくくしたんです。
    それでも揺れ出したら,倒れるのが怖いので消しましたけど。
    このろうそくスタンドは,防災用品の一部として保管しています。
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  5. 食糧

  6. 常温保存が可能な缶詰やシーフードソーセージがとっても有効でした。
    開封されていなければ,相当期間保存がきき。
    開封したらそのまま食べることができるので,とても便利な食べ物です。
    (僕はBethもですが,シーフードソーセージが大好き。)
    缶詰も鯖水煮缶,鯖味噌煮缶,鮭缶,ツナ缶等も大好きという事で,特に災害を意識して備えていたわけではないのですが,たまたまローリングストック方式になっていました。
    カップ麺・カップスープ・チョコレート・シリアル・クラッカー・缶詰のパン・米・ドライフルーツ・SPAM
    (SPAMは救援物資のなかにありました。この地区に直接配給されたのではなく,巡り巡って僕たちの手元にとどきました。
    僕はちょっと苦手ですが,常温で保存がききそのまま食べることができるので備蓄としては向いていると思います)
    ラーメン,乾麺,スパゲッティ―などは,茹でるのに大量の水を使うため,一度も食べることはありませんでした。
    水は燃料と一緒で大変貴重でしたから。
    米は普通の米しかなかったため研いで炊きましたが,研ぎ汁は食器洗いなどに有効に使えます。
    乾麺やスパゲッティ―のゆで汁はべとべとで使えません。
    なのでライフラインが壊滅的な打撃を受けた状況下での乾麺やスパゲッティ―の備蓄は不向きと言えます。
    お湯などで温めて食べるレトルト食品も不向きです。
    レトルト食品しかない場合は,
    魔法瓶(ポット)にいれた湯で温めて使うか,
    レトルト食品を温めたお湯をスープなどに使うなどして,水をあまり使わない工夫が必要です。





    備蓄する食料の必要最低条件として考えるべきことは
    ①常温で長期間保存できる。
    ②食器を汚さず食事ができる。
     食器を洗う水をできるだけ少なくする。
    ③日常の食生活のなかでも,普通に食べることができる。
     ローリングストックと言う考え方と,日常的においしく食べれなければ最低1週間食べ続けることができない。
    ④できるだけ水を使わないで調理できるかそのまま食べれること。
     燃料も水も貴重品。

    この4点を考慮して備蓄することをお勧めします。
    震災後少しずつ物が出回り始めた時期,スパゲッティや乾麺が箱売りされました。
    思わず購入してしまった人達は,後で後悔したそうです。
    そうなんです,水がないからです。
    飲み水の確保が精いっぱいだった状況では,乾麺やスパゲッティを茹でる水の余裕などないのです。
    当然燃料もです。
    結局,ライフラインが完全復旧するまで食べることができなかったそうです。



  7. トイレ

  8. 水洗のトイレだったため,震災後すぐに使えなくなりました。
    ただ,tomoさんが震災後すぐに浴槽に水をためたため(約200リットル)飲み水に使い,汚れた水は生活用水として溜めておき,ある程度溜まったら水洗トイレに使いました。
    しばらくして,近所の小学校が水の溜まったプールを解放してくれたので,毎朝水をポリ容器で汲みにいきました。
    そういう環境になかった人は,側溝や農業用水からバケツで水を汲んで生活用水にしていたようです。
    水洗トイレの場合いは,それを簡易トイレのように使うしかないだろうと思います。
    簡易トイレは,たまたま僕の家の場合は必要なかったのですが,あったほうがいいのかもしれません。


  9. 飲料水

  10. 絶対必要ですね。
    ペットボトル6本でのまとめ買いをしていたのですが,基本的に浴槽にためた水が僕たちの家の生命線でした。
    雨が降れば物干し竿に傘を逆さにつるして,生活用水の確保もしました。(フクイチの問題があったので躊躇しましたが)
    今は18リットルのポリタンク5個に,生活用水と飲料水を備蓄しています。
    水は当然入れ替えをします。
    入れ替える時期は,お風呂の掃除の時です。
    ポリタンクに備蓄している水をお風呂に入れ,空いたポリタンクに新しい水を供給しておきます。
    お風呂の掃除は,何日かおきに必ず実施しますので,そのとき必ず水の交換をするようにしておけば,備蓄した水が腐らずに継続保管できる事になります。
    ちょっと,面倒くさいですが,あの時の苦労を考えれば,no problem です。


  11. その他

  12. 絶対忘れてはいけないのが,水を入れる容器です。
    僕たちの住んでる地域は被害が少ない地域でしたが,1週間たってもライフラインは回復しませんでした。
    飲料水や生活用水を確保するため,給水車と家とを往復するためのアイテムが必要になります。
    それは,ポリ容器だったり大きめのペットボトル,あるいはバケツだったりします。
    ただ,バケツは水を持って移動するのではなく,汲んできた水を溜めるために使います。
    僕の家には水を入れる容器はあったのですが,運ぶためのキャリアー(台車)がなかったのです。
    水が18リットルはいった容器をもって,長い距離を歩くことなどできません。
    容器の中で水が動くため重心が悪く18キロ以上の重さを感じます。
    当初は給水車に水を貰い受けに行くのが大変でした。
    のちに近所のお家の方からキャリアー(台車)借りて給水所に言ってましたけど。
    つまりそれらを運ぶキャリアー(台車)が必要になります。
    背負う自信があるのなら背負子でもいいですね。
    皿を汚さないためにラップも必要です。
    皿にしいて,その上に調理したものをのせて食べてました。
    貴重な水をできるだけ使わないようにするための工夫です。
    紙の皿も有効ですが,tomoさんがラップをストックしていたのでそれを使いました。
    (腕)時計携帯電話の普及のせいで,腕時計をしなくなった人たちが大勢いました。
    それを実感したのは,震災後の散歩中です。震災後の情報をBethと散歩しながら集めていると。
    時間を聞いてくる人が結構いるのです。
    時間を教えると,停電が続くため携帯電話に充電でできなくて,時間がわからなくなってるのだという事でした。

    首から下げれる筆記用具などあれば便利ですね。
    情報収集しながら歩いていると,お店が開いていたりするんですね。
    時間限定とかなんですけど。
    いつ何がどうなるかわからない状況の中なので,当然購入できるものは,購入しますから。
    Bethもいますし,両手はすぐにふさがっちゃうわけです。
    首から下げれれば便利かな。
    トイレットペーパーやティッシュも必要です。





当然食料などは,ローリングストック方式をとるべきです。
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お散歩の季節

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待ちに待ったお散歩の季節。

毎年送られてくるブドウが,季節の変わり目の道標となっています。
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tomoさんの名古屋時代のお友達から毎年届きます。
「ありがとうございます」
毎朝散歩の後の朝食の時いただいてます。

一番食べる時間が一定してるのが,朝食と言う理由からですけど。

まだ残暑が残る朝の散歩の後,冷えたブドウを口に含み「冷たくて,甘酸っぱくておいしいね」が,
変わり始めた季節の移ろいの中で「甘酸っぱくておいしいね」に変わるまで。
一日の始まりのひと時の中で,美味しいブドウの味わいが季節が変わっていくのを実感させてくれます。

この季節は,にわかウォーカーやジョガーが「ワラ・ワラ・ワラ」とあらわれる季節でもあります。
毎年経験する事ですが,暑さが涼しさに変わり「ワラ・ワラ・ワラ」と始まり。
涼しさが寒さに変わり始めると「ワラ・ワラ・ワラ」といなくなります。

僕達は年中通して変わらぬウォーカーを自負しています。
もうちょっとすれば,寒さの到来。
そして,待ちに待った里山が待っているのです。
だから「タマランノデス。これからの季節は」


ネックは『煙』ですけど



行政・政治。
その依頼人は僕達だという事。
そして,正当な理由があれば,声をあげ要求をしていく。
現状に矛盾があれば,矛盾を指摘する権利がある。
そして,多くの依頼人と共に,是正方法を考える事が必要なんだなと思います。
あなた任せでは依頼人は務まらない。
どの様に働きかけるかを検討中です。
住めなくなる前に何とかしないとね。





色彩豊かな季節への突入でもあります。

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なんだか「ワクワク」します。

そして,収穫の秋

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そして,そして・・・食の季節への突入でもあります。

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季節が秋に移りかけてる中の大雨特別警報・・・備えあれば憂いなし。

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緊急時,乾電池が不足した場合は,リモコンから回収するのがgoodです。
ライフラインが切断された時,リモコンに電池入れてても意味ありませんから。

復興のために

2011年3月19日(土)~20日(日) 
飲み水確保のため,給水車の来てる岩沼小学校に行き,
その帰りに避難所になってる体育館を覗きました。
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2011年3月19日8:00市からの正式発表です。これで流言飛語の類から少しは解放される。
そう思い必死で読みました。
情報の選別につぎ込む労力は結構しんどいものです。

毎朝の生活用水の確保から始まる生活もほぼ1週間。
プールの水は1日50mmぐらいずつ減っています。
約1100mmあった水面もだいぶ下がってきています。
単純計算で22日は持つ計算。残り14日から15日。

近くにプール等の施設がない人たちは,生活用水を,用水路,川等の水をくみ上げて使っていました。
水を入れる容器と運ぶ手段が問題です。燃料もほとんど残ってませんし。
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阿武隈川に行ってみることに,
そして,電車は震災直後のままでした。復旧の見通しは立っていな様ですね。
常磐線富岡駅は駅ごと津波にさらわれたし。新地駅に停止していた電車も津波にさらわれたと言うことだし・・・。
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Bethはやっぱり走りました。走ってるときのBethは一番楽しそうです。
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休憩中のBeth。でもまだまだ体力余ってそう。
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3日前に,何とか手に入れた魚肉ソーセージを僕とBethとで分け合って食べました。


ここは大堰のすぐ脇で,通常の水面から4mぐらいあります。
そして河口から約10km。ここまで津波で逆流してきたんですね。
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中洲の土手に削られた跡が。
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ここは河原にあるゴルフ場です。葦がいっぱい流れついてました
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いろんなひとが被災しました。
家族を全て失って途方にくれる人達がたくさんいます。
家を流され,その現場から地獄絵図だと連絡をくれた友人に,
僕の家に来るように言ったのですが移動手段が無くて無理だと。
そして,マンションに住んでいた友人は助かったけど,建物にひびが入って,
周りには流れ着いた人達の死体があり,早く逃げ出したいが,
車が流され移動できないと言っていたそうです。
そして避難所で生活してる人も,幸い被災を免れた人も食料・水・燃料の不足に困っています。
そしてここ岩沼は福島第一原子力発電所から約120キロの距離にあります。
いたずらに怖がってるわけではありませんが。
事態は刻一刻と悪い方向へ向かっていることは間違いないような気がします。
そして,中央では政治饗宴を繰り返してます。
今多数の人が死に,そして被災し,被爆の危険性まで出てきてます。
そしてこの期に及んでまで,政治の駆け引きをしてる。権力がほしいの?君たちはいったい何を欲してるの?
僕たちは生き延びたいだけなんだよ。そして早く普通の生活に・・・
政府が言ってることを信じてると「風が吹くとき」の様にならないか心配です。

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火星から来たBeth : Beth came from Mars.
2009年10月28日に火星から来ました。
Bethと言います。

Bethは,
宮城県動物愛護センターの譲渡会に参加して
(2009年10月28日)
譲り受けてきた犬です。
月齢3か月ぐらいと,スタッフの方が説明してくれました。
出生のすべてが謎に包まれた犬なのです。

Bethが我が家に来たのを機会にブログを開設しようと思い。
タイトルをどうしようか悩んでいる時・・・

札幌在住の友人が
「出生がわからないんだったら火星から来たことにすれば!」
で決まったタイトルなのです。

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I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the movement that the night makes
I let the room fade just for a moment
Sitting in the shadows that the leaves make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the music the machines make
I let my heart break just for a moment
Listening to the music the machines make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here never
Let's stay in here for ever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
プロパ癌だ!


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