世の中,達者な人がいるもんです。
そして,更に自分の体力の無さを痛感した一日でした。
予定していた通り『不忘山』へ。
ここのところ,不安定な血圧のせいか,偏頭痛が酷く,眼が回るのです。
情緒不安定極まれり!
体調や気分の悪さを言うのはグチの一つだと思います。
嫌悪や侮蔑の表情や,様々な嫌な事,過去の不幸を言う事。
それらと何ら変わらないグチだと思います。
その一言一言が,周りを暗くし,世界を醜くしている。
とは思いますが・・・なかなか,じっと辛抱強く・・・いや,そうではない。
グチを口に出さないようにさえすれば,その不満やイライラは忘れられる。
グチのかわりに,嬉しかったこと,満足を表現することが,周りを明るくし,世界を温めるのだろう。
ほんの些細な事が,人を慰める。
それは,ほんの些細なことが,人を悩ませているからなのだと・・・思いますけど。
ネ~。やっぱり痛いものは痛いのですよ。
「身体の痛みはどこの痛みだろうと,些細な事ではね~だろうがよ」
と叫びたいのを呟きに抑え込むのが,今の僕の精一杯の身の丈。
悩んだ挙句。
充分に休養を取って。
「行ってみるべ。山の新鮮な空気を満喫しに。調子悪かったら戻ればいいし」
ちょっと,安易な考えだとは思いつつも。
「無理せず気楽に行こうぜ」
この景色を見た瞬間。
「やっぱり。来てよかった!」
と,この時から登り始めて約1時間ぐらいは,思ってました。
そして,更に自分の体力の無さを痛感した一日でした。
予定していた通り『不忘山』へ。
ここのところ,不安定な血圧のせいか,偏頭痛が酷く,眼が回るのです。
情緒不安定極まれり!
体調や気分の悪さを言うのはグチの一つだと思います。
嫌悪や侮蔑の表情や,様々な嫌な事,過去の不幸を言う事。
それらと何ら変わらないグチだと思います。
その一言一言が,周りを暗くし,世界を醜くしている。
とは思いますが・・・なかなか,じっと辛抱強く・・・いや,そうではない。
グチを口に出さないようにさえすれば,その不満やイライラは忘れられる。
グチのかわりに,嬉しかったこと,満足を表現することが,周りを明るくし,世界を温めるのだろう。
ほんの些細な事が,人を慰める。
それは,ほんの些細なことが,人を悩ませているからなのだと・・・思いますけど。
ネ~。やっぱり痛いものは痛いのですよ。
「身体の痛みはどこの痛みだろうと,些細な事ではね~だろうがよ」
と叫びたいのを呟きに抑え込むのが,今の僕の精一杯の身の丈。
悩んだ挙句。
充分に休養を取って。
「行ってみるべ。山の新鮮な空気を満喫しに。調子悪かったら戻ればいいし」
ちょっと,安易な考えだとは思いつつも。
「無理せず気楽に行こうぜ」
この景色を見た瞬間。
「やっぱり。来てよかった!」
と,この時から登り始めて約1時間ぐらいは,思ってました。
- 8時15分 : 登山開始。
- (予定より30分遅れ。7時前に家を出たのですけど,時間がかかりました。のんびり安全運転?)
今回からモンベルの救助保証付保険に加入して登る事にしました。
無料休憩所で登山届を出して,登山者による登山情報を見ると。
ショウジョウバカマ 登山道 白石女子高の上の方?
(?6合目~7号目)近辺で弘法清水より上の急斜面に雪が圧雪し,登山道が見えないところをトラバースしなければならず,アイゼン ピッケルで慎重に登行。
(?8号目)より上は雪が無く山頂まで歩きやすい。
アイゼンすか。
今回,4月24日の朝に確認した情報では,雪が無くアイゼンは必要ない。
ただ,雪解け水でぬかるんでいるので,しっかりした靴で登りましょうと言うものでした。
ところが,後日の4月27日の最新情報(4月26日付)をもう一度覗いてみると。
そこには,なんと。
アザレア平から弘法清水までは、まだ雪が残っていて、雪は圧雪状態です。
弘法清水より上の急斜面では、登山道が雪で見えていない箇所があります。
トラバースをしなければならない場所が残っているため、アイゼンやピッケルで対応で慎重に登行することをお勧めします。
8合目から不忘山頂までは雪はありません。下山する際は、ストックがあると便利でしょう。
となってました。
持って来てませんでした。
車だし,軽アイゼンぐらいだったら大したガサバルもんでもないのだから,持ってくるべきだったと後悔したのですが。
これが,逆に功を奏した結果になったのですけど。
休憩所を出てスキーゲレンデAコース(西端)で振り返ると,僕の後ろに100mぐらいの間隔を保ちながら1人,そして1人。
見える範囲で2人の登山者を確認できました。
大好きなダケカンバの写真を,あっちフラフラ,こっちフラフラしながら,撮りつつ
白石女子高校山小屋跡で,上着とシャツを脱いでいると。
一人目のオジチャン「おはようございます」スタコラと小気味よく。
ベテランと言う感じですね。
僕は,ノンビリ行きましょう。
と歩き始めてすぐ,おお,確かにショウジョウバカマ。
ユキトリ沢までは登山道の右側(北東)に特に多く咲いてました。
登山道の左側の沢からは,清々しく流れる水の音が谷間に響きわたり,鼓膜を心地よく刺激しながら,ほっとした気分を体全体に行きわたらせ。
どこからともなく聞こえる鶯の鳴き声・・・いい感じですね。
ここまでは,なんとなくいい気分なのですが。
蕾が膨らんできている木の枝の間から,こぼれる木漏れ日は・・・・暑い!!
眼鏡にポタポタと汗。
涙でウルウルした目から覗き見る景色の様な,眼鏡は本当に不便ですぜ。
ちょっと,今日は汗の掻きすぎ?じゃないかな。一抹の不安が・・・・ - ユキトリ沢 : 9時12分
ここまでは,体は重いけど,ま~行けるかな~ぐらいに思ってました。
ユキトリ沢を渡渉すると・・・結構雪あるんですね。
ジャム状になって横滑りしたり。
大丈夫かなって踏み出すと,ボソッっと抜けて雪の中にはまったり。- アザレア平 : 9時25分
不忘の碑とカエル岩が見えます。
写真を撮りながら水分補給。
ところが,あまり喉を通らないのです。
水も特性バイオドリンクも美味しくない。
今後の予定をどうするか考えあぐねていると。
達者なオジサマが一人。
「おはようございます」と,トットコ・トットコ軽やかに追い抜いて行きました。
「ムムム・・・まずは弘法清水まで行って考えよう」
滑ります。本当に良く滑る。
ジャム状の雪だけでなく。
雪解け水がヌラヌラと舌なめずりしながら,デロデロにしてしまった登山道は。
ヌルリン・ヌルリンと音がしそうなぐらい滑る。
水の流れてる石や岩場の方が滑らない。
思ったより雪があり,その雪の下を雪解け水が流れていて,踏み抜いちゃうんですね。
「ヤバイ」数年ぶりでフクラハギが吊りそうな気配。
一抹の不安が,徐々に市松模様に変わりつつある気配。
いろいろ,僕なりに鍛錬して,山登りに適した体を作ろうと頑張ってきていたのに。
「まだ,霜降り筋肉マンのままなのかや」と,一言ぼやきが入りました。
途中,本道から逸れて,登山道工事の時に作られた迂廻路をのぼり。- 弘法清水 : 10時05分
ここで,白石女子高山小屋跡で追い抜いて行ったオジチャンに再会。
オジチャンはベンチでご休息中。
「まさか。もう登って戻って来たとか」
「違う違う。まだ途中だよ。迂廻路はどう?楽かい」
「本道よりはるかに楽ですね。本道は滑るし,雪に足取られるし,疲れました。脇いいですか?」
「ああ。どうぞ」
ちょっと疲れたので,オジチャンの座ってる横に座らせていただき,水を飲みながらピーナッツを頬ばり。
「今日はもう一人登山者いましたよね」
「いたいた。なんだかとっても軽やかにスタスタ歩って追い抜いて行ったよ」
「へ~凄いな」
「俺さ。水遊び好きでさ」
「は~」
「流れてくる水に手入れて涼んでいたら。その脇を颯爽と登って行ったんだよ」
「疲れちゃったから。ここで引き返そうかって考えてんですけどね」
「折角来たんだから。登って行ったらいいんじゃないの。あと少しだし」
「こっから先が,本番じゃないですか」
「ま~でも,ほんのちょっとだし。頂上付近は雪ないから歩きやすいよ」
「そうなんですか。でもなんでしってるんですか?」
「先週も来たし」
「え?」
「地元だから。先週来た時は,もっと雪があって逆に歩き易かったんだけどね」
「は~。ちょくちょく来るんですか?」
「ほぼ毎週かな~」
「は~」
「硯石の方から登れるの知ってるかい?」
「はい。一度登ってみたいと思ってたんですけど」
「あっちは,登山道がここと違って整備いされていて,登りやすいよ。今度登ってみると言い。雪も無かったし」
「は~」
「じゃ,お先」
僕はその後,栄養補給の為,特性ライスバーガー:ハムカツを無理やり食べながら。
ライスバーガー:ハムカツは,気温が高いせいで,バッグパックの中で蒸され,ハムカツの油がにじみ出てきて,ラップがベタベタ。
ラップを開く手が油だらけ。
食べてるうちに油に酔ってしまいました。
「なんで不忘まで来て,てんぷら油に酔わなくっちゃいけね~んだよ」とブツブツ。
体調悪いとこうなります。てんぷら系は食べれなくなります。
今日はホットカルピスを300ml持ってきました。
なんで,今日ホットにしてしまったのかな~というぐらい暑い日「失敗」の連続。
でも,胃腸に優しい・・・半分の約150ml飲んで。復活
そして,先に行くか思案。
結果。
行けるとこまで行ってみるか。
ここでトータル30分休憩。
10時35分出発
ここからはちょっと雪が増えてきてるので,ストックを引っ張り出して。
登坂開始。- 折り返し地点 : 11時00分
- 市営無料休息所の登山情報に書いてあった場所はここだね。
先行して行った2名の人たちは軽アイゼンを使った気配はありませんが。
左は急斜面「ちょっと怖いすね~」
左足太ももの裏側に違和感を感じ始めたので,休息をとりながらの思案の時間。
結論を出すまでに5分ほど要したのですけど。
今回の登頂は断念。
ただ,いざ降りようと一歩踏み出した途端,左足の太ももの裏側が痙攣。
一抹の不安が市松模様から,グレーゾーンへ突入した瞬間。
「イテ~です。ヤバイんでないの」と立ち往生。
足をマッサージしながら,だましだましの下山開始。
左足に力を入れる度に痙攣し。
太ももの裏側の大腿二頭筋だけではなく,太ももの内側の大腿」四頭筋にまで痙攣が拡大。
グレーゾーンがだんだん濃くなってきつつありました。
そして,「遠いな~弘法清水」とぼやいてました。
左脚に力を入れると痙攣するので,妙な歩き方になってたと思います。
そして,
「アッ?」と思った瞬間。
足を掬い取られた様に雪の斜面に尻餅をつき,そのまま5~6メートルスライディング。
滑落じゃないです絶対。
ホームベース(枝に)に,キャッチャーミットを避ける様に回り込みながスライディング。
見事ホームベースに(枝につかまって)タッチ。
ホームイン!!
「逆転!!,キャッホー」
とちょっと青く?なってました。
いや~弘法清水で止めとけばよかったと後悔しても始まらない。
兎に角,一歩一歩。休み休み。
座る場所もないし,しゃがもうとして足を曲げれば痙攣が始まるので,立ったまま左足をマッサージしつつ。
何故か動画を撮影してました。
時間もあるし,そんなには焦ってはいませんでした。
こんな感じで登山道は沢になってました。 - 弘法清水 : 11時40分
行けなかった頂上を背にしながら,弘法清水に到着。
ここで,ゆっくり30分休息。
残ったホットカルピスを飲みほし「ウダ~」としてました。
12時10分出発。
登山道の迂廻路を下り始めると。
七ヶ宿ダム湖の噴水が吹き上がる瞬間にお目にかかりました。
おおお姉様の登山者がいるじゃありませんか。
岩の上で昼食の準備をしてました。
風が無くてお天気が良い,今日みたいな日には最高のランチポイントだな~。
「こんにちは」
迂廻路も半ば,今度は右足の太ももの裏にも異変が。
座れる場所を探しながら,そろりそろりとくだり,途中の本道との合流地点で乾いた木柵を発見。
腰を掛けて,マッサージしながら,痙攣が収まるのを待ちつつ休息。
10分程度の休息の後。
迂廻路に戻り最後の本道との合流地点へ。
後はゆっくりアザレア平まで
閉じかけたショウジョウバカマ?- アザレア平 : 12時45分
写真を撮りながら休息していると,先ほどのお姉さまが追い抜いて行きました。
さらにのんびり下りながら- ユキトリ沢 : 13時
- シャガンで撮影。
痙攣は収まってきてましたが,徐々にシャガンデ,足の具合を確認しながら撮影。
数秒後から「キュー」ってつってくるのがわかり,完全につってしまう前に撮影を止めて立つ。
それを繰り返してました。
なにか不思議な痛みを楽しみだしたりして・・・変だね。
13時15分頃
突然,ジャバジャバと言う音と共に水が濁り始め。
「エ?何?熊?」と上流のほうを見ると。
弘法清水で,お話をした水遊び好きのオジチャンが,水遊びをしてました。
(靴についた泥とかストックの汚れなどを落としてたみたいです)
「なんてこった」と呟きながら,登山道に上がっていくと。
「撮影してたんだ」とおじちゃん。
「足が痙攣したんで,途中で戻ってきたんです」と僕。
「先に行ったオジチャン頂上に居ました」と更に僕。
「いや。誰もいなかったよ」
「へ~屏風まで行ったのかな。もしかして。やるな~」
等と会話しながら一緒に下山。
途中,ゲレンデに抜ける道を教えてもらいながら。
このオジチャンやはり歩くの早いです。
回復しつつある痛い脚をかばいながら,後ろからなんとかついて行きました。
このゲレンデに抜ける道は,スキー場で雪道の登坂練習をしていた時に,途中まで行ってみた道です。
実は,腰のあたりまで雪に埋もれたので,撤退した道でした。
そして,去年の蔵王で開催されたトレイルランで,参加者が間違えた道なのだそうです。
去年はお釜の周りは走れなかったので,不忘経由の究極のトレイルランだったみたいです。
実際,岩沼山の会では刈田-屏風トレッキングの時だったので,この現場に居合わせました。
「雪がないとこんな感じなんだ。気持ちいい。最高!!」 - レストハウス前駐車場 : 13時30分
- 行ってよかったス!
太ももの裏側は未だに痛いですが,やっぱり山はいいな。
歩き難で~す。
NPO法人不忘アザレア殿へ。
この施工方法はまずいでしょ。
釘は危険だと思います。