strange boutique 2014 autumn

strange boutique 秋

読者の声と新作発表。


   2014年夏売り尽くしセール
  1. シザーハンド:先っぽが丸かったら物語は成り立たないのかもしれない。
    北海道にお住いのZさまより,次のようなメールをいただきました。
    「tomoさんもそのハサミで鼻毛を切っていたのなら、無問題ですか?」

    早速夫と妻に任意による事情聴取を実施。
    autumn1 シザーハンド背景有


    取調官甲
    「今日はご苦労様です。
    こんな時間・・・え~と午後8時を回っていますが,ご出頭いただいてありがとうございます。
    任意でご出頭頂いたのですけれど,聞いたことには正直に嘘などはつかないように答えてください。
    そのような事実が判明した場合あなたの立場が悪くなります。
    嘘は裏付けすればすぐわかりますしね。
    我々はそんなに甘くはないですから」


    「かつ丼食べたい」

    取調官甲
    「ハッ?」

    取調官乙
    「ここは食堂じゃないよ」


    「かつ丼でしょやっぱり。かつ丼前にして・・・・ほ~ら食べろ。
    うまいだろうって言いながら,田舎で夜なべしている母親が泣いてるよって」

    取調官甲
    「田舎って,ここも田舎なんだけど」

    取調官乙
    「夜なべって。今時夜なべって言う?普通」


    「気分の問題よね。やっぱり。雰囲気で舌も滑らかになるというものサ」

    取調官甲
    「我々は残業代なんてないんだよ。唯一20時以降の残業の時は,800円の食事代が出るんだけどね」

    取調官乙
    「そう,その800円が微妙な金額でさ,消費税が上がったじゃない。
    かつ丼食べるにしても足らないんだよ50円。
    カツカレーも50円。天丼も50円。
    50円!50円!50円!
    ちょっと気の利いたもの食べようとメニュー開くとさ,みんな50円以上足んないんだよ。
    エッふざけんなってんだ」

    取調官甲
    「俺なんかさ。メニュー見てかつ丼の出前頼んだんだけど,50円足らなかったんだよ。
    領収書持ってきてもらったんだけど,領収書見て目が飛び出たわけ,850円って書いてあったからさ」
    「なんで,昨日頼んだ時800円だったじゃないかよ。いつ値上げしたんだよ」って聞いたらさ。
    「今日です。今日から消費税上がったもので」ってスカシた顔して言いやがんだよ。
    「俺はメニュー見て頼んだんだぜ,ぼったくりもいいとこだ」って言ったらさ。
    「いつのメニューですか」って聞きやがんの。
    机の上にあるメニューを「バン」と開いて見せてやったんだよ。
    するとさ,
    「あ~これね。昨日までのメニューです」だって言いやがんの。
    そしてさ,
    「おっと忘れるところだった,これ今日からのメニューです」ってかつ丼のところ指さしながら。
    「仕方ないから850円払ったさ」
    翌日。
    「経理に持って行ったらさ認めてくれないんだよ」
    「800円だけでも~」って粘ったんだけど。
    「駄目です。認めることできません」だって。
    「あいつらいつも定時で帰ってんだよね。なんか腹立つんだよ」
    「おい!聞いてる!いいかい俺たちは,残業してもかつ丼一杯さえも食べれなくなったんだよ。エッ!」

    取調官甲が机を思いっきり叩きながら
    「聞いてんの。あんた!消費税のおかげで。」


    「・・・・・・・・・」


    事情聴取にならなかったので日を改めることになりました。


    i取調官甲
    「先日は失礼しました。取り乱してしまって。
    お詫びに今日は特別僕たちの残業時の夕食代から,コンビニ特性”はらこめしおにぎり”と”ひじき飯おにぎり”を準備しました」


    「・・・・・」

    取調官乙
    「実はですね,8時以降の残業の場合。
    800円以下であれば食事代として認めてもらえるわけですよ。
    ただ,今時出前のカツ丼やカツカレーで800円以下ってないんです。
    そこで我々も考えた訳です。
    量販店とかコンビニで弁当やおにぎりと飲み物を買ってね。
    当然800円以下で納めるんだけど,そして領収書発行してもらう訳です弁当代と書いてもらって。
    たまにビールなんか買ったりしてね。
    ささやかな生活の知恵って訳ですな。
    アッハッハッハ・・・あなたには関係ない話ですけど。
    申し訳ないのですがその残りです」


    「・・・・・」

    取り調べの内容は,妻がセーフティはさみの利用実態の確認という事で始まり。
    実際に鼻毛を切っていたセーフティーはさみは①
    踵の皮を切っていたセーフティーはさみは②
    という事が判明。
    夫の取り調べは。
    夫自身が踵の皮を切っていなかったのかの事実確認と,本当にそうなのかの踵の検証。
    その結果,踵の皮を切断する必要がないぐらい美しい足だと判明。
    これは後日足型をとった靴のマイスターZ氏に確認し,事実だという事を確認。
    問題は鼻毛をどのはさみで切っていたかになり。
    ①は鼻毛が挟まって痛いので使っていない。
    ②を使っていたと証言。
    しかし,妻が①を実際使っていたことから,本当に鼻毛が挟まるのか取調官甲,乙が実験。
    切れ味はあまり良くなく,やはり切り方によっては毛が挟まり痛い思いをすることがある。
    妻は①で痛い思いをしなかったのかと言う疑問がわいてくる。
    これに関しては,妻のはさみの使い方が常人離れしてるというか,達人の域に達しているとの情報が多数あり。
    なんと地元ではシザーハンドとして勇名をはせる人物だったのです。
    以上が取り調べの結果でした。
    今後の対策
    新規購入した③は鼻毛切り専用とし別管理する事で一件落着。



  2. 食欲の秋:新作メニュー part one
    autumn新作茄子&トマト

  3. チーズ嫌vsチーズ好。

    給食に出るQBBチーズやベビーチーズは苦手でした。
    ヌメヌメしてるし,臭いし。
    だからと言う訳ではありませんが,他にどんなチーズがあるのかその当時は知りませんでした。
    あったとしても別にどうでもよかったですね・・・きらいだし。
    売ってるお店も近所の八百屋さんやお肉屋さぐらいのものでしたし。
    種類は限られていました。
    小学校の時のクラスメートの中にもチーズ嫌いはやはり何人かいましたね。
    その嫌いな連中はどうやって給食の時間チーズを処理していたのかというと。
    要領のいい連中は,床に落としたり,食べたふりしてポイしたり。
    なかなか,熟練したテクニックを披露しながら,給食時間を無難に過ごしていました。
    要領の悪い連中は,いつまでもだらだらと食べ続け,最後には無理やり食べさせられたりしてました。
    そうですね~後者に属する子供たちにとっては,給食時間は楽しいお昼の美味しい時間などではなく。
    給食時間の時間内にどうしても食べることが出来ないですし,
    時間を過ぎてもいつまでもだらだら食べないでいると,
    拷問の様な時間が訪れるのです。
    だから,その子達にとっては,給食の時間は,苦悩にも似た短くて長い時間とでもいうのでしょうかね。
    僕は後者の要領の悪い部類に属し,いつまでも残っていたチーズを吐ききそうになりながら飲み込んでいました。
    徐々にですが,食パンの時には食パンに挟んで,指でパンの上から潰して,できるだけ薄く広がるようにして匂いと味を薄めるよにしてながら食べることが出来る様にはなってきてはいたんです。
    でもやっぱり嫌いでした。

    2学期の終業式の日(3学期制で2学期の終了日は12月24日だった)
    たまたまオヤジが長期出張でいない事が判っていて,
    クリスマスパーティーを母の友人とその甥っ子と僕の家ですることになっていたんです。

    そして,
    テーブルの上の大きな皿に盛られた食材は,チーズ・チーズ・チーズ。
    「ゲッ」
    僕以外は全員チーズ好きなんです。
    切断して加工はされてるけど,ほとんどQBBチーズやベビーチーズなんです。
    いくら嫌いでも見りゃ判るって~の。
    嫌いだから解るのかもしれませんけど。
    そして,嫌いだからデフォルメされたチーズの器が・・・。
    そして,骨付きの・・・足の骨が飛び出てる肉片がたくさん。
    「ゲッ」
    好きな物は・・・・脂身と筋のない鮪・烏賊・・・・・・・・・はないんです。
    「エッ」
    茹で卵とマカロニのサラダはある・・・だけど・・・一緒に盛り付けて有る。
    「ゲッ」
    勘弁して~。
    そして,いざ食べ始めて・・・
    苦悩の時が訪れるのです。
    そのチーズ片をもって
    「ホ~ラ。美味しいよ」って言いながら僕の目の前をたなびかせながら食べる訳です。
    母の友達の甥っ子が・・・です。
    「美味いんだったら勝手に食えばいいだよ。」って思いましたね。
    でも誰も止めない。
    みんなチーズが美味しいと思ってるから。
    でも,繰り返す。
    堪りませんです。
    嫌いなんですから。
    そして,すきっ腹で我慢の時なんです。
    その脇でその甥っ子が,
    食べまくっていました。
    数十分すぎたある時間・・・・。
    突然「お腹いて~」
    食べ過ぎですね明らかに。
    「ざま~みろ」って思いました。

    の様に・・・チーズ嫌いとチーズ好きのバトルは壮絶なものがあるのです。
    今は焼いたチーズとか,限定されたチーズは食べられるようになりましたけど。
    そして,美味しいと思うようにもなりましたけど。

    味覚感でしょうね。
    いろんな味覚感があるのです。きっと。
    それを認識できないこと自体が「イモ」いのです。

    火星農園産茄子”くろべえ”と粗挽きソーセージをサラダ油(*1)と塩&胡椒で炒め
    火星農園産完熟トマト”福健”の皮を剥き(*2)
    それぞれグラタン皿に乗せ,マヨネーズもしくはチーズをのせてオーブントースターで焼いてみました。
    これが結構うまいんです。
    茄子の切り方などを工夫すればさらに美味しくなると思います。
    火星の食卓にupを予定しています。
    仮称「茄子&トマト焼き」(men at work)
    (*1)この手の料理はオリーブオイルという選択肢が主流かもしれませんが。
    どうもオリーブオイルは,牛乳が苦手な人と同じ症状が出るので,信じられないでしょうが。
    (*2)完熟トマトは湯剥きしなくても簡単に剥けます。

  4. ノイズレベル
  5. strange boutique 秋窓1
    ハイブリット車の出すノイズは,インバーター&同期電動機音,エンジン音,タイヤ音等があり,早朝など騒音の少ない時間帯はよく聞こえます。
    インバーターと電動機の組み合わせにより奏でる音は,僕の耳にはとても心地よく響きます。
    「ド~ミ~ソ~ド」の様に。
    しかし,ノイズレベルが圧倒的に低いハイブリット車は,ノイズの氾濫してる時間帯は「ソー」っと近寄ってくるような感覚がします。
    耳の不自由な人にとっては,この静かな車は,道を歩く時,認識をするのにとても困難であるという事から,
    20キロ以下の低速走行時においてエンジン音や排気音を発するようにする。
    そして音量は一般の車と同レベルを想定。と言う話がちょっと前に話題になっていました。
    しかし,ちょっと変?
    そう思いある会合の席の合間の雑談の時に。
    騒音を騒音での解決方法は,本末転倒してる様な気がする。
    ハイブリット車本体がまったっく無音で走ってるわけではないのだから。
    と発言したのがきっかけで,総攻撃にあいました。
    「視覚障害者の身になって考えてないからそういう意見が言えるんだよ」とか。
    「視覚障害者は,特に自動車の場合,その音から,位置や,進行方向,加速中なのか減速中なのか,走行速度等の情報を得てるのを君は理解できないの」とか。
    ま,いろいろとですね言われたわけです。
    それに対して,僕は,
    「無意味に『バリバリ』いってる車やオートバイのノイズを低減させることこそ根本的な解決策じゃないの。
    なんであんなにうるさい車やオートバイが無意味にノイズを垂れ流して走ることが許されてるのか理解に苦しむんですけどね。
    イタチの最後っ屁みたいに。
    だいたい,『ノイズにはノイズを』って言う考えは,おかしいと思うのですよ。
    『毒には毒』ってのと変わらないじゃないかと思うのですけど」
    これに対しても,かなり非難が集中し,口をつぐむしかありませんでした。

    日常の街に氾濫するノイズのそのほとんどが,車やオートバイの音と言っても過言ではないと思います。
    根本原因を見極めずに,対策を講ずることは非常に問題だと思います。
    いったいどの程度まで音を出せばいいのかの基準は,漠然としていて危険です。
    騒音のする中でそれは聞こえないからです。

    また,例えばの話になりますが,製造工程での人為的不具合について,それが製造手順の人為的ミスだとしましょう。
    その人為的ミスを防ぐために,手順のための手順を考える様な物だと思うんですね。
    根本的なミスはなぜ起こったのかを考えずに,手順のミスを防ぐためのさらなる手順を考える。
    無意味です。製造ラインにおいてはですけど。
    それをそのままこの問題に当てはめることはできないとは思いますが。
    根本原因は「ウルサイから聞こえない」
    だから「騒音を減らす工夫をする」と言うのが最善の対策だと思うのですけどね。
    それからの話ではないでしょうか。
    音を出すというのは。



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火星から来たBeth : Beth came from Mars.
2009年10月28日に火星から来ました。
Bethと言います。

Bethは,
宮城県動物愛護センターの譲渡会に参加して
(2009年10月28日)
譲り受けてきた犬です。
月齢3か月ぐらいと,スタッフの方が説明してくれました。
出生のすべてが謎に包まれた犬なのです。

Bethが我が家に来たのを機会にブログを開設しようと思い。
タイトルをどうしようか悩んでいる時・・・

札幌在住の友人が
「出生がわからないんだったら火星から来たことにすれば!」
で決まったタイトルなのです。

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Talking in the window as the light fades
I heard my voice break just for a moment
Talking by the window as the light fades
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the movement that the night makes
I let the room fade just for a moment
Sitting in the shadows that the leaves make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the music the machines make
I let my heart break just for a moment
Listening to the music the machines make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here never
Let's stay in here for ever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
プロパ癌だ!


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