樽水から大師へ・・・遠い道のり


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穏やかな天気の予感。

「行くど~」
20140309樽水から大師予定
心配なのは,こないだの大雪が溶け出してるだろう沢。
「渡れるだろうか?」
「まっ,行ってみなければわからない」等と・・・お気楽,ご気楽・・・脳天気に考えてました。

ジュンビ!じゅんび!準備!
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靴下と靴下の間にエアキャップ(梱包材)を挟み込み,養生テープでずれないように固定。
くるぶしの保護は,これが今のところ一番。
以前は足首全体に巻いてましたが,今回は外側の踝のみの保護でチャレンジしてみました。

118号線。
村田と名取の間の峠の手前。
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雪の重みで倒れた杉の木が多数。
「ムムムッ!」何かとっても嫌な予感。

10時20分 入山。
P3096113

増田川

雪のないところでスパッツ(脚絆)装着。
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「おおお!」
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行く手を遮る倒木。


「フン!」鼻で笑いながら横を通り過ぎ・・・しかし,これはほんのプロローグにすぎなかったのです。

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またまた,行く手を遮る倒木。


ここで,思ったより暑いので,フリースを脱いでバッグパックにしまい,倒木の下をくぐり抜け。
さらに前進。

増田川の分技点に到着。
沢を渡って左に行くと増田川の守り人(僕が勝手に命名しました)経由五社山。
今日は,去年も歩いた右側のルートを選択。
P3096141

ここは傾斜がきつく滑ると沢に落っこちるので,
軽アイゼンを装着。
準備ok!
いざ出発。
P3096146

沢に落ちることもなくクリア。
今歩いてきた場所を振り返り。
「フ~」
P3096147

そして,前方を見て
P3096150
「ゲゲゲッ!藪漕ぎじゃんか」
と叫びながらも,ズンズンと進んで・・・クリア。

「ホッ」としたのもつかの間。
さらに前方には・・・
P3096151
倒木の山
P3096154
と言うか,そんな生易しいものではありませんのです。
P3096152
P3096155

数メートルにわたって道を塞いでる倒木を,
斜面を登って何とかクリア。
するとすぐその目の前に,倒木が横たわっているわけです。
山の斜面を登ってクリアできない場合は,
沢づたいに・・・沢に落ちないように・・・手探りでクリアしつつ。


一つ目の渡河ポイントに到着。
軽アイゼンを取り外してから,
石の上を渡り・・・
P3096158
一つ目の沢・・・クリア。

またまた,藪漕ぎ開始。
P3096157
枝が予期せぬ方向から顔や頭にあたって「イテ~,痛~」
僕の後ろで引きずられるようについてきてるBethも,多分痛い思いはしてると思うですが。
今のところそんな余裕がなく。
必死で前進。


二つ目の渡河ポイントは?
P3096163
P3096164

倒木が邪魔して沢に下りられず,渡河できる場所を探して何とかクリア。
P3096170

三つ目の渡河ポイントを目指して
P3096171

またまた厄介な倒木が
P3096174
沢沿いの迂回ルートを探索すべく沢沿いへ足を踏み入れた途端,
「ゲゲゲゲッ!」
すっぽりと足の根元まではまってしまい。
悪戦苦闘・・・写真を撮る余裕など全くなし。
汗だくになりながらようやっと脱出。
P3096176

沢沿いのルートは断念。
仕方なく,傾斜のきつい山の斜面を見上げながら。
「フ~。こっちしかないか。行くぞBeth」
「よいしょ!」っと一歩足を踏み出しては・・藪漕ぎ。
さらに
「よいしょ!」って一歩足を踏み出しては・・藪漕ぎ。
「ズブズブ」って膝まで埋もれてしまうシャーベット状になった雪。
踏み込んで力を入れた瞬間滑り出す。
斜面だから仕方ないけど。
踏み出す部分に目線を落とし。
数歩進んでは目線をあげ,最善のルートを確認しつつ。
それでも,デッドエンドになることがあり。
少し戻って,最善のルートをスキャンして出直す。
また一歩,また一歩。
なんとなくリズムがつかめてきた時。
右足を踏み出そうとして,左足を踏ん張った瞬間。
「おっ。なんだなんだ。やばいぞ!!」リードが引っ張られて後ろにひっくり返りそうに。
後ろを振り返ってみると。
僕の後ろでBethが必死にもがいてました。
枝にリードが引っかかっていたのです。
数歩戻って,リードを枝から外し。
また一歩。また一歩。
そんな作業を繰り返しつつ。
「フ~~」
なんとかクリア。
P3096175
P3096172

カメラが汗でビショビショになってました。
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ようやっとで三つ目の渡河ポイントへ到着
P3096179

「ガーン」
沢じゃなく川になりかけてます。

時計を見ると11時30分。
去年は,
増田川の分技点からここまで10分かからなかったのに,40分以上かかってます。
さらに,2回の渡河をクリアしなければいけないし。
あくまで流れが変わっていなければですが。
こんな状態だと,うまく行っても夕方までつかないだろう。
五つ目の渡河は,平らな岩盤の上を流れてる沢を渡らなければいけないし。
水量が多ければ,いかに防水のトレッキングシューズでも,濡れずにわたるのは難しい。
ドッチにしても,ここ渡れないス。
「Bethよ!ナジョスッペ」


仕方なくもと来た道を戻ったのであります。
20140309樽水から大師断念
P3096187
正確には,もと来た道とほぼ同じルートをたどって?
道なき道・・・山の斜面や沢沿いに歩って来たので,同じところを歩くのは至難の業なのです。
行きつ戻りつしながら,何とか増田川の分技点に到着。
P3096193

意志なかばで挫折したくやしさを,
水辺で黄昏ながら・・・癒してます。

「畜生!おい野郎どもけーるぞ」
P3096183_1
「な~んちゃって」

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118号線へ出て記念撮影。
P3096260
そして,携帯電話で・・・・「えっ圏外?」
「う~ん」
民家のあるところまでいかないと駄目かも。
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テクテクと歩きながら
「まっ天気がいいからいいか。ターゲットエリアの変更ってことで」
等と考えつつも,
整備された道路は,移動手段には特化してるけど,歩く楽しさは伝わってこないです。
20140309樽水から大師変更

この辺りでギリギリ通話可能。
しかし,エコーがかかって話しにくいし聞きにくい。

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「樽水ダム湖畔公園で待ってるので,お迎えよろしく」


118号線側の増田川左岸の湖畔公園は,公園で遊ぶワンちゃん達と地球人達がいたので。
右岸側でお迎えを待つことに
P3096273
車は入れないだろうから,到着したら連絡をもらう事にしました。
そして・・・

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雪の結晶に青空が反射して「美しいいです」
P3096366
P3096394
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等と遊んでいると,あっという間に時間がたち。
tomoさんがお迎えに来てくれました。
右岸から左岸へ約1㌔の道のりをテクテクと・・・。
その間tomoさんは,金華山で鯖100本釣り上げたという釣り人とお話をしてました。
「その100本の行方は?」
って聞いんだそうです。
自分でさばいて,ご近所に配ったんだって。
その道のプロなのだそうで,みんな喜んでたそうです。
今日も釣りに来たのだそうで,釣り竿3本持ってダム湖に颯爽と向かっていきましたとさ。

「今度,鯖つれたらもらいに行くって言わなかったの」
「言わなかったよ」
「なんで~。味噌煮~味噌煮~味噌煮~・・・・食べたい!」
「ハッ?」
って帰宅したのであります。

水量が減ったとしても,
大雪のための倒木で,
このルートのトレッキングは,
しばらくはできそうもないかな?
「残念」



トレッキングシューズと踝の保護のエアキャプ処理については。
とてもgoodな結果でした。


Bethの今日の一日。
お昼の散歩が中途半端に終わったせいか,帰宅して1時間半経過した16時近く。
「散歩♬,散歩♫,散歩♬」って玄関に張り付いていたので,tomoさんが散歩に連れ出しました。

20140309

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火星から来たBeth : Beth came from Mars.
2009年10月28日に火星から来ました。
Bethと言います。

Bethは,
宮城県動物愛護センターの譲渡会に参加して
(2009年10月28日)
譲り受けてきた犬です。
月齢3か月ぐらいと,スタッフの方が説明してくれました。
出生のすべてが謎に包まれた犬なのです。

Bethが我が家に来たのを機会にブログを開設しようと思い。
タイトルをどうしようか悩んでいる時・・・

札幌在住の友人が
「出生がわからないんだったら火星から来たことにすれば!」
で決まったタイトルなのです。

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Talking in the window as the light fades
I heard my voice break just for a moment
Talking by the window as the light fades
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the movement that the night makes
I let the room fade just for a moment
Sitting in the shadows that the leaves make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the music the machines make
I let my heart break just for a moment
Listening to the music the machines make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here never
Let's stay in here for ever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
プロパ癌だ!


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