雪時々悪寒

年末のある日,僕は迷宮の中に迷い込んでいました。
夕食後,LED電球が宅急便で届き,その荷物を開封した後,
不審な点があったので問い合わせの電話しました。
その時の電話の音声に迷宮が潜んでいたのです。
事の発端は,E17口金で電球80W相当(650lm)のLED電球の購入から始まります。

led電球スペック

ここで,このネット通販の中のスペックの表記に関しての問題点を指摘しておきます。
E17口金タイプの電球と言うと
ホワイトボールとクリやボールと言われるタイプ
雪時々悪寒1

ミニクリプトンと言われるタイプ
雪時々悪寒

があります。
80Wタイプは,両メーカーでは生産されていません。
より近い製品で比較してみましょう。
電球口金E17タイプ:57W,60Wの全光束は,740lmから785lm
クリプトン電球口金E17タイプ:70Wの全光束は785lmから1060lm
です。
そして,社団法人 日本電球工業会において
「電球形LEDランプ」と「直管形LEDランプ」が規格化されています。
電球形LEDランプの性能表示ガイドラインをご紹介いたします。
(1)一般型照明用電球代替表示
一般照明用電球代替を訴求するものはJISC7501に基づき,白色薄膜塗装タイプの定格初光束(付表1)以上で
ある者に対して,例えば「電球40W形相当」などと表示することができる。
一般照明用電球代替表示区分 JIS C7501

(2)小型一般照明用電球代替表示
小型一般照明用電球代替を訴求するものは,JEL118に基づき,白色塗装又は内面つや消しタイプの定格初光束
(付表2)以上である者に対して,例えば「小型電球25W形相当」などと表示することができる。
小型一般照明用電球代替表示区分 JEL118

口金E17はこの小型一般照明用電球に相当します。
明らかに,表記事態に大いに問題があるようです。
実際購入し,セッティングした後の感想は,
LED電球の見た目の明るさは,クリプトン電球60Wと同等あるいは,それ以上のものではありました。
照度計を所有していないので,定量的に表すことができません。
あくまで感覚的,視覚的な感想です。
定量的に表せなくても,感覚的・視覚的と言うのも一理あるとは思います。
例えば,スピーカーの話になりますが,
Electro Voice のSENTRY 500というStudio Monitorがあります。
表面仕上げなど,雑なスピーカーですが,素晴らしい音を聴かせてくれるスピーカです。
これを同一スペックで表面仕上げに磨きをかけて,日本で製作した事があるんです。
SENTRY 500SFVと言う形式で発売されましのですが・・・。
現物は,オリジナルをはるかに上回った外観でした。
しかし,音を聴いてみると・・・「ガッカリ」
そんなこともあるので,何とも言えませんが。
それから,消費電力に関しては,今後測定してみる予定です。

ただし,製品のスペックと言う観点から考えると,この表記はまずいでしょうね。
良心的に解釈すれば,自社製品との比較と考えられなくもないですが・・・。
それにしても,当社従来品との比較と一言入れるべきでしょうね。

それと,2個並べて点灯したときに,点灯時間にあきらかな差があるのです。
人の目で見てですから,コンマ数秒単位以上だとは思います。
しかし,LED電球の標準回路を考えるとき,
この時間差はなんで生じているのか疑問が出てきます。


まっ安いんですね。
だから購入してみることにしたのです。
そして,送料を軽減するためにrocky's fatherと共同購入したうちの一個が
led口金
上記写真のように口金が曲っていました。
口金には傷痕など無く,business letterで送られてきたので,配送時のトラブルかとも思いましたが,
LED電球の梱包材には凹みなど無く,素人目にも明らかに製造段階の不良によるものと判断されました。
この結果を踏まえ速やかに購入先にメールで連絡したのです。
回答は,メールできました。
”代替え品を送ります。不良品については,廃棄してください。”
と言うものでした。
不具合の内容を確認するために,不良品を送り返してくれと言う回答かなと思ったのですが,違いました。
常識的に考えれば,製造ラインでの不良と判断された時,どのラインに問題があるのかの特定をするために,
不良品の検証をし,どのロットで発生した不良なのか特定し,不良の拡大を防ぐのが製造現場として考え
られる対応なのですが。
品質とはなに?と言う疑問が残る対応でした。
その代替え品が届いたのです。
led
発送伝票を貼りつけた後の残骸と一緒に送られてきてました。
どう見ても緩衝剤とは思えないので,問い合わせの電話をしたのであります。
回答は
「緩衝剤です。いらないなら送り返してください。」と,たどたどしい日本語で答えながら,その音声の背後には,
fax通信のようなノイズがのっていました。
(30年以上も前に聴いたことのある音響カプラでのパソコン通信の様なノイズと言った方がいいかも)
その瞬間です。
体に異変が起きたのは。
受話器を当てている左の耳の奥に激痛が走った後,咽頭全体が痛み出したのです。
咄嗟に「ウイルス?」
「ヤバイ!ハッキング?」
そう思った瞬間。
受話器を起き強制的に電話を切ったのですが,時すでに遅し。
螺旋の迷宮の扉が・・・・

その一つ目の扉が開かれ,足を踏み入れてしまった後だったのでした。
そして,何の対策を講ずることもできずに,その夜はベッドにもぐりこみ安静にしていました。
しかし,咽頭全体と,副鼻腔に広がる痛みで眠れぬ夜,体温計で測ると熱が37度6分。
2次防壁がウイルスとの攻防を展開中・・・

さらに熱は上昇を続け,38度を突破。
夢うつつの一晩を過ごし,翌朝の検温時には38度6分。
平熱が割と低い僕にとっては,結構シンドイ状況に追い詰められていました。
頭全体に痛みが追加され,ウイルスがシステムをさらに浸食している気配。
休日の為,システムサポートを要請するにも制限があったのです。
その制限の範囲でサポートを依頼。
しかし,システムを熟知してる専門家でないためか,対症療法での対策しか講じていただけませんでした。

頭の奥でサイレンが鳴り響き続け,2次感染へと迷宮の中を彷徨い続けるのでした。





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火星から来たBeth : Beth came from Mars.
2009年10月28日に火星から来ました。
Bethと言います。

Bethは,
宮城県動物愛護センターの譲渡会に参加して
(2009年10月28日)
譲り受けてきた犬です。
月齢3か月ぐらいと,スタッフの方が説明してくれました。
出生のすべてが謎に包まれた犬なのです。

Bethが我が家に来たのを機会にブログを開設しようと思い。
タイトルをどうしようか悩んでいる時・・・

札幌在住の友人が
「出生がわからないんだったら火星から来たことにすれば!」
で決まったタイトルなのです。

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Listening to the music the machines make
I felt the floor change into an ocean
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