fleeting light



自分が嘘つきだという事がばれてしまうから。
だから,心の底から話せない。
口を開けば,
嘘の上に,また上塗りされていく嘘が続く。

嘘か真実かわからず迷路の中をさまよう意識。


何か得難い言葉があるかもしれない。
それだけのために,必死に耳を傾ける。


単独ひとりで生きていけない弱い生き物。
だから情報を欲しがる。
悲しいけどそれが現実。


社会と言う結界を自然のなかに張り巡らすことで,
自らの存在を初めて自立させることができる生物。
しかしそれは,慢心を生み出し,自滅への道を歩みだす。
一人では生きていけない。
しかし,社会と言う特殊な結界を自然界に張り巡らすことで,巨人になった。
忘れてはいけない。
寄り添わないと生きていけない生物だという事。
そしてそれ以前に,広大な宇宙の一部にしかすぎない事。
そして自然と言う温室の中で生きているという事。

慢心ではなく,謙虚に自然と向き合い自然とともに生きながら,
かつ対峙していくことが生きる術だと思う。


無理をしても,大きく,強くはなれない。
自分を知らずに大きく,強くなること。
そればかりを強く望むこと。
それは,
意識のみが肥大し続け,
時が来れば,意識を包むものが,内側から破れる時が来る。
意識だけが異常に肥大した社会は,内部矛盾で破裂するだろう。

意識を包む自分の容量がどのぐらいなのか。
それに充満させることなく,ゆっくり,意識を取り込んでいこう。
ゆっくり取り込むことで,
意識を包み込むものも意識に合わせて余裕をもって大きくなるのだから。

PB152255


悲しみや憎しみが
悪しき心の
温床ならば
やさしさで包み込んでしまえばいい。

悲しみや憎しみが
悪しき心の
温床なのではなく
悪しき心が
悲しみや憎しみを
育てているのだとしたら
悪しき心が,記憶の奥底にしまわれた断片だとしたら。

それでもやはり
やさしさで包み込んでしまおう。

それが,僕たちの記憶の一枚一枚の生きてきた記録なのだから。
そうすることで,生きることを学んできた記憶。
その記憶が,悪しき心を閉じ込めてきたのだから。

誰にでも宿る創世記の記憶。
それは生命の起源の記憶の断片。
それが,悪しき断片だとしても。
遥か創成期から,生き残ってくるために必要だったもの。
その上に,丹念に一枚一枚積み重ねてきた記憶。
自らが生き残るために犠牲にしてきた者たちへの哀歌ともいうべき悲しい記憶。
それが,悪しき心の断片をやさしく包み込む。
衝動に駆られる心も,攻撃的な心も,必要不可欠な心の一部。
それらを内側に秘め,ガラス越しに見ながら,外界と接触する。
そんな事が可能ならば,それはとても素晴らしい事。


記憶の深淵に秘めた記憶は同じだとしても,
人にはそれぞれ,違った思う気持ちがある。
それは,今に至る積み重ねた記憶の違い。

人はそれぞれなのだから。
わかりあえることなどありえない。
だけど,意識を共有することはできる。
いろんな記憶の断片を持つ意識が,さらに発展させた意識をそれぞれ共有する。
一人の体験する意識では,計り知れないぐらいの情報量。
積み重ねた記憶の違いが見る景色の違い。
とても素晴らしい意識の共有。
それは,記憶の共有となって飛躍できる可能性を秘めている。


儚い光だろうと,やはり夢を追い求めたい。

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火星から来たBeth : Beth came from Mars.
2009年10月28日に火星から来ました。
Bethと言います。

Bethは,
宮城県動物愛護センターの譲渡会に参加して
(2009年10月28日)
譲り受けてきた犬です。
月齢3か月ぐらいと,スタッフの方が説明してくれました。
出生のすべてが謎に包まれた犬なのです。

Bethが我が家に来たのを機会にブログを開設しようと思い。
タイトルをどうしようか悩んでいる時・・・

札幌在住の友人が
「出生がわからないんだったら火星から来たことにすれば!」
で決まったタイトルなのです。

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just for a moment
Talking in the window as the light fades
I heard my voice break just for a moment
Talking by the window as the light fades
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the movement that the night makes
I let the room fade just for a moment
Sitting in the shadows that the leaves make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the music the machines make
I let my heart break just for a moment
Listening to the music the machines make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here never
Let's stay in here for ever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
プロパ癌だ!


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