グリーンピア岩沼 「森のプール」 にtomoさんと僕は通っています。
通っているといっても,行ける時に行く。
体力と時間とやる気の三拍子そろったときに限られるのですが。
それが二人分なので,確率的には6分の一の確率で通うことになるのですけど。
でもですね,確率はあくまで確率です。
想定内のことも想定外のことも,生きてる上では起こりうるわけですから。
でも6分の一の確率よりは,はるかに多くプールを引き当てています。
そのプールでの出来事。
と言うよりは更衣室での出来事だったのです。
僕が泳ぎ終わって,コタコタになって更衣室に戻ってくると。
「?」
男の子が洗面台の前にしゃがんでいました。
「??」
よく見るとフルチンなのです。
「???」
フルチンのまま水着を手にし,しゃがみこんで内職?に精を出してました。
「????」
体を拭いて,髪を乾かしても・・・まだ熱心に内職に励んでいるので,
ちょっと ”もぞこぐ” なってしまい,声をかけました。
「どうしたの?」
「パンツ(水着)の紐が抜けてしまったんです。」
「ふーん,でもさ,パンツ穿いてからやった方がいいと思うんだよね。」
「でも,まだ泳ぐから穿けないんです。」
「・・・・・・・」
二人の不思議な沈黙。
「そ~なのか。じゃ,ちょっと借してごらん。」
彼の水着を受け取り,ひもを通してあげながら。
「どうして,抜けちゃったんだい?」
「バタフライをやっていて,手が紐に引っかかって抜けちゃったんです。」
「ふーん。すごいねバタフライできるんだ。君は何年生なの?」
「5年生です。」
「5年生でバタフライかすごいすごい。・・・・・・・でもなかなか通らないな~。」
「家に帰ってから通したほうがいいのかな?」
ちょっと弱気になってる,小学校5年生の彼。
しょうがないよね。更衣室の中でしばらくフルチンでいたみたいだし。
「でも君はまだ泳ぐんでしょう?だったら何としても今紐を通さないと,泳いでる時にさらなる悲劇が待ってるよ。」
「う~ん。そうですよね。」
そして,なんとか数分後紐が通ったのでした。
「はい。出来上がり。」
「どうもありがとうございます。」
「いいえ,どういたしまして。」
彼はそそくさと水着をつけ,うれしそうにプールサイドへばたばた走りこんでいったのでした。
フルチンで過ごした永遠にも思える時間は,過去のものとなったのです。
「めでたし。めでたし。」
通っているといっても,行ける時に行く。
体力と時間とやる気の三拍子そろったときに限られるのですが。
それが二人分なので,確率的には6分の一の確率で通うことになるのですけど。
でもですね,確率はあくまで確率です。
想定内のことも想定外のことも,生きてる上では起こりうるわけですから。
でも6分の一の確率よりは,はるかに多くプールを引き当てています。
そのプールでの出来事。
と言うよりは更衣室での出来事だったのです。
僕が泳ぎ終わって,コタコタになって更衣室に戻ってくると。
「?」
男の子が洗面台の前にしゃがんでいました。
「??」
よく見るとフルチンなのです。
「???」
フルチンのまま水着を手にし,しゃがみこんで内職?に精を出してました。
「????」
体を拭いて,髪を乾かしても・・・まだ熱心に内職に励んでいるので,
ちょっと ”もぞこぐ” なってしまい,声をかけました。
「どうしたの?」
「パンツ(水着)の紐が抜けてしまったんです。」
「ふーん,でもさ,パンツ穿いてからやった方がいいと思うんだよね。」
「でも,まだ泳ぐから穿けないんです。」
「・・・・・・・」
二人の不思議な沈黙。
「そ~なのか。じゃ,ちょっと借してごらん。」
彼の水着を受け取り,ひもを通してあげながら。
「どうして,抜けちゃったんだい?」
「バタフライをやっていて,手が紐に引っかかって抜けちゃったんです。」
「ふーん。すごいねバタフライできるんだ。君は何年生なの?」
「5年生です。」
「5年生でバタフライかすごいすごい。・・・・・・・でもなかなか通らないな~。」
「家に帰ってから通したほうがいいのかな?」
ちょっと弱気になってる,小学校5年生の彼。
しょうがないよね。更衣室の中でしばらくフルチンでいたみたいだし。
「でも君はまだ泳ぐんでしょう?だったら何としても今紐を通さないと,泳いでる時にさらなる悲劇が待ってるよ。」
「う~ん。そうですよね。」
そして,なんとか数分後紐が通ったのでした。
「はい。出来上がり。」
「どうもありがとうございます。」
「いいえ,どういたしまして。」
彼はそそくさと水着をつけ,うれしそうにプールサイドへばたばた走りこんでいったのでした。
フルチンで過ごした永遠にも思える時間は,過去のものとなったのです。
「めでたし。めでたし。」