自走-迷走-暴走 今原発は止まらない

朽ちていった命
-被曝治療83日間の記録-
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1999年9月30日,住友金属鉱山子会社”JCO東海事業所”で起きた臨界事故。
その後の作業員被ばくの治療記録が記された本です。

裸の原子炉が突如村の中に出現。
臨界。そして中性子線による被曝。
命が朽ちていく様子は,想像を絶するものであった事。
命に対する問いかけをしながら治療にあたった,関係者達の葛藤と悲しみが描かれています。



このJCOの臨界事故とは違いますが,
やはり原発事故は,我々の生活に様々な影響を与えています。
五感で感じる事の出来ない放射線。
それが体に与える影響には,脅威を感じます。
体に対する影響だけではなく,ひどく心まで蝕む怖さがあります。
今回,京都に端を発し,成田山で燃やすことになった被災地の松。
京都が自ら申し入れをして,二転,三転した対応は,理解に苦しむところがあります。
二転三転した理由が,放射能に汚染されてるかもしれない松を,燃やすなと言う住民感情だとすれば理解はできますが。
その後,放射能を測定し,実際送り火に使う松の表皮から,セシウムが発見されたのですから,なおさらの事ですね。
しかし,セシウムのしみ込んだ表皮を削れば燃やしても問題ない。
と言う結論がでても,京都では燃やせませんでした。
そして,成田山ではこの表皮を削り取り測定。問題のない事を確認,燃やす事に決定。
そして,実際”おたき上げ”で燃やしました。
しかし,地元や首都圏の住民などから
「放射性物質の影響が心配される松を燃やすことは許されない」
などとする抗議の電話が相次いだらしいです。
住民にとっては疑わしいのだから,燃やしてほしくないという感情もわかります。
国や自治体の放射能被害の対応の悪さもあってか,疑心暗鬼に陥っている可能性も否定できません。
そして,5か月たった今でも,正確な情報がつかめないという事情もあると思います。
実際,東北地方全域の放射能汚染の正確な情報は,ないように思います。
被災地にすれば,きちんと測定したのだから問題ないだろう。
別に頼んでるわけでもないのに,勝手に独り相撲をして,風評被害を増長してるだけ。
東京電力管内の電気を供給してる原発の事故と言う事を忘れてもらっては困る。
そして,燃やそうとした松は,電源三法による交付金の恩恵とは全く無関係の地域の松なのだよ。
という感情論にまで発展しています。
正確な情報が発進されないまま,中途半端な情報に一喜一憂する様が見え隠れしてます。
風評被害の対策は,正確な情報をどれだけ早く伝えるかにかかっていると思います。
信頼のできる機関から,正確な情報の発信がない。だから欲しい情報の検索をし,見た情報を個人レベルで増幅してしまう。
それが,ネット上での風評被害になっているのではないでしょうか。
正確な情報をより早く収集し,伝える事に奔走する。それが,責任ある政府の執る行動だと思います。
(イニシアチブをとって,方針を打ち出す能力がないんだから,せめてそのぐらいの事はして欲しいよね)
正確な情報をもとに,人々が冷静な判断をすることができるのか?
という問題もありますが。
今回の場合,信頼できる機関からの正確な情報の発信が,不足してるのが問題だと思います。
場合によっては,信頼できる機関(政府御用達)による捻じ曲げられた情報が,発信されていました。
ひどい話は,長崎大学の某御用学者の発言です。 
もう遅いかもしれませんが。
政府機関がネット上での風評被害を監視するという動きは,とても疑問を感じます。
それが原発の安全神話(盲信or捏造)を作り続けてき資源エネルギー庁なのだから,疑問符がたくさんつくわけです。
穿った見方をすれば,資源エネルギー庁(政府機関)による原発推進のための情報操作という疑念さえ出てきます。

今現在も
福島第一原発事故は命と心を蝕ばみ続けています。

アメリカから見た福島第一原発事故。

安全だと言い続けて来た原発は,実は・・・・という内容です。
そして福島第一原発のマークⅠは,経済性を追求し,安全設計に問題がある原子炉だったと言う事ですね。
立地条件の問題も浮き彫りです。
いったい,このマークⅠ型の原子炉は,日本に何基あるのでしょうか
我々は,どう考えればいいのでしょう。
電力の安定供給は,とても難しい問題です。


日本の御用学者達は今
 「安全デマ」を流す御用学者、原発関係者を東京地検に一斉告発 

当然の結果でしょうね。

人々は,日本政府の発信する情報を,信じれなくなってきてるのではないでしょうか。
苦悩に満ちた,生活を余儀なくされてる人々をよそに
原発輸出に拍車がかかってきました。
何をそんなに焦ってるのでしょうか。
雇用の確保なのでしょうか。
経済の停滞への恐れなのでしょうか。
これから進むべき道を,考える時期ではないのでしょうか。
焦る必要があるのは,福島第一原発事故の完全な収束,被害にあった人々のケア,
そして原発周辺の除染とその処理だと思うのですが。
暴走した原子炉を止める技術を持ち合わせていない事を,我々は今回の事故で知りました。
原発安全神話には,何の根拠も無い事。
核燃料は,再処理して使う事ができる永久機関のような夢の燃料という面ばかりが強調され
再処理の際に高レベル放射能廃棄物が排出されるという事も知りました。
そしてその処分の方法は未だ,地中に埋めると言う脳天気な方法しかない事も。
その方法は
再処理工場で高濃度放射性廃液をガラスと混ぜて,ガラス固化体にし,30年から50年冷却保管
その後,金属製の容器で地下300m以下の馳走に定置。緩衝材をつめて埋設。埋設年数は明記無
放射線を出さなくなるまで十万年とも言われています。
我々が永遠に近いこの年月を管理できるとでも思ってるのでしょうか。
人間の歴史など及びもつかない,この永遠の時間を。


この事故後,日本政府に対する『ネイチャー』の論評は,
「東海村の原子力事故はここ数年で最悪の事故であり,責任は政府,特に科学技術庁にある。
科学技術庁は,原子力産業を適切に帰省できないことを証明した。
原子力安全委員会は,パートタイムの学術専門家集団で,専門性に欠けたきわめて少数の官僚
が作製した書類に簡単にハンコを押してしまう。
・・・・・政府が新しい規制機関に,充分な資金や人材,専門家と責任を持たなければ,問題は残った
ままになる。・・・・」

今回の福島第一原発事故は,自然災害がきっかけになった事故であるけれども,
政府機関の浮世離れした対応等を見ると,根本的な体質は変わらないまま継続して来ていたのだろ
うと思う。

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火星から来たBeth : Beth came from Mars.
2009年10月28日に火星から来ました。
Bethと言います。

Bethは,
宮城県動物愛護センターの譲渡会に参加して
(2009年10月28日)
譲り受けてきた犬です。
月齢3か月ぐらいと,スタッフの方が説明してくれました。
出生のすべてが謎に包まれた犬なのです。

Bethが我が家に来たのを機会にブログを開設しようと思い。
タイトルをどうしようか悩んでいる時・・・

札幌在住の友人が
「出生がわからないんだったら火星から来たことにすれば!」
で決まったタイトルなのです。

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We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
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Listening to the music the machines make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here never
Let's stay in here for ever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
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