閉山祭デビュー
- テーマ : 紅葉のブナの森登山会
- 僕のテーマ : 五感+αの鍛錬
- 期日 : 2016年10月23日 日曜日
- 集合場所 : 温海温泉熊野神社拝殿前
- 参加費 : 大人1,500円(写真代・入浴料・なめこ汁)小学校以下は無料
- 閉山祭メニュー
- 受付 7:30~8:00
- 神事 8:00~8:30
- 記念撮影 8:00~8:30
- 温海嶽登山 8:30~14:45
- 直会殿:なめこ汁 14:45~15:30
- 指定旅館で入浴 15:30~ご満足の行くまで
電気はつながらないと意味がないんですよ。
人もつながらないと意味がないんですよ。
つながる意味を取り違えていませんか?
助け合いながら登るのではなく・・・足掛かりにしてませんか?
つながる為と称して。
後出しじゃんけんを正当化する人々へ
- 岩沼出発
- 4:00
- 一路温海温泉熊野神社へ
怒ってはいけない。
SAで見た光景は,悲惨なものでした。
でも,怒ってはいけない。
怒る価値もないものに,無駄なエネルギーを使うのは止めよう。
そして,微笑みは緩やかな心の流れを生み出す。
だから・・・・
意識の低さ故の社会性の欠如?
単なる変態?
おそらく自分の中にもある,苦悩の遺伝子。
見えなくても感じる遺伝子の苦悩。
只,悲しみの対価は憎しみになる事を忘れるな!
僕に帰る故郷は?故郷は地球なのです。
人の子でしかない自分にとっては。
途中のSAで朝食とトイレ休憩。
温海温泉の入り口にあるコンビニでコヒー・ブレーク。
- 朝市
- 6:50
- 早く着いたので,朝市の見学をしてから・・・
指定の旧グランドホテルの駐車場に車を止め,車から降りると。
そこには街を見下ろしている熊野神社の拝殿が。
厳かな気持ちで
「これから俺が制覇してやるぜ!?」
と呟きながら見上げ。
スパッツと雨具の上着だけを着て。
「いざ!出陣!」 - 閉山式
- 8:00
閉山式の後に記念撮影。- 登山開始
- 8:30(0分)
遊歩道入口まで舗装道路を歩きます。
この道は頂上まで続いており,車で行くことも可能です。
軽ワゴン車が救護車として頂上まで登ってきてました。
お神酒を積んで。- 古和清水
- 8:55(25分)
水場です。- 一の滝
- 9:09(39分)
今年の紅葉は,夏と秋のまだら模様です。
- 遊歩道入口
- 9:11(41分)
- 舗装道路の右手に登山道があります。
沢を右手に見ながら,沢のせせらぎの音をトレースするように,登ります。
とても気持ちのいい登山道です。 - 苔滝
- 9:17(47分)
- 登山道の左岸。
途中木の橋を渡り沢の右岸に移動。 - 二の滝
- 9:19(49分)
木の橋を渡り沢の左岸へ移動。
更に木の橋を渡り沢の右岸に移動。- 出会いの滝 女滝 男滝
- 9:25(55分)
登ってきて見えた順序に左から写真を張り付けてみました。
標示をよく読まないと左が男滝,右が女滝と勘違いします。
右の本流が男滝,
左の支流が女滝と書いてあります。
しっかり読まないのが悪いのでしょうけど・・・勘違いしていた人が多かったようです。
人の作った名称なので・・・どうでもいいと言えば・・・どうでもいいのですけど。
この方がいいと思います。
女滝と男滝の間にある木の橋を渡り左岸に移動。
階段を登ります。
- 鶴見の滝
- 9:32(1時間2分)
- 木の橋を渡りながら
- 三の滝
- 9:50(1時間20分)
- 小菅野代分技
- 10:15(1時間45分)
- 車道に出ます。休息
- 遊歩道分技
- 10:24(1時間59分)
人は見えない物を見る努力を捨てた。のではないかと山に登る度思います。- 嗽場の清水
- 10:50(2時間20分)
- 「嗽」?
「うがい」
ですよね
山頂にお参りする前に身を清めるため?
今でこそ整備された登山道。
信仰の山?なんですね。
凄いと思いましたね。
音を,匂いを,感じながら登りたい。 - 温海嶽頂上
- 11:33(3時間3分)
この後,神殿にお参り,杯でお神酒を頂いてから,山メシ。
立派な神殿でした。
神殿は,山メシのあと撮影しようと思ってました。
山メシの最中,雨が一時本降りになって,寒いのなんの。
ロングスリーブのシャツを着て雨具を上着だけ着用。
引き続き食気優先。
が・・・・下山開始の準備を始めて,悴んだ手に薄手のフリース地の(インナー)手袋を被せて?
表現が変ですけど,まさしく被せてなのです。
冷たくて感覚が無くなってしまっていたので。
フリース地は被せる事は出来ましたが,防水の手袋を被せようとしても,多分裏地に引っかかってしまい。
指が入っていかないのです。
仕方なく,フリース地はあきらめて防水の手袋だけにしようとしても,同じように裏地に指が引っかかって,指が入っていきません。
指を動かしながら・・・指が動かない。
「ヒエ~。指先が痛い」
仕方なくフリース地の手袋だけ・・・動き続けていれば暖かくなるだろう。
雨が強くならない事を念じつつ,補助の脚のストックをバッグパックから何とか外し下山開始。
で,神殿の撮影は忘れました。
幸いなことに雨は止み,シャカシャカと小又でせわしなく動いて,血の巡りが良くなり。
「ホッ」
山メシの時から手袋をしてれば,こんな事にはならなかったはずで。
どうにも冷たくて我慢が出来なくなってきた時,ホッカイロを出すべきだったのです。
折角準備しておきながら,出すのが面倒くさいとか考えてしまってました。
30分先,一時間先を見越して,面倒くさくても,準備を整えておくべきだと痛感しました。
今年の3月に,モンベルの初級雪山講座に参加した時も。
雪の上で山メシを食べた後,同じような経験をしながら,同じミスを繰り返したのであります。
指先の血の巡りが悪い体質だという事を,ヨ~ク認識して行動しないといけない。
とも痛切に感じました。- 一本杉 500年杉
- 12:40(4時間10分)
デカくてカメラに収まりません。
きのこの山デ~ス。
右が毒キノコだそうです。
何がどう違うのか,判りませんでした。
- 婆杉 1000年杉(樹齢おそらく800年)
- 爺杉
- 13:28(4時間58分)
こらが婆杉だそうです。
名前の由来は?だそうです。
大きな杉の切株は,2年前。
婆杉の説明看板を立てる時,周りの草を刈って出てきたのだそうです。
婆杉よりはるかに大きい杉の切株(写真左下)です。
婆杉にちなんで爺杉と名付けたそうです。
- 山の会会長曰く「あくまでそうだったら楽しいよね」と話し始めた杉の木にまつわる逸話
- 頼朝の追手から命からがら逃げ,鼠ヶ関(鶴岡市)に着いたのが文治3年(1187年)。
鶴岡を経由する時,追手から逃れられた事に感謝して,旧本殿の近くのこの場所に杉の木を植えたのだろう。樹齢おそらく800年だし,辻褄が合うのです。
と「ニヤニヤ」
逃避行のルートは,
越前国(福井県)から日本海沿いに北上し、文治3年(1187)鼠ヶ関(鶴岡市)に入ったという説とか,
伊勢・美濃を経て奥州へ向かったという説もありますが。
確かに壮絶な逃避行だったようです。
兄頼朝との確執の中で,命の危険を感じた義経は,当初西国へ逃れようと画策したが嵐に会い断念。
次に吉野山に逃れようと試みたが,僧侶たちは頼朝の怒りを恐れ拒否。
八方ふさがりになった義経は,最終的に奥州平泉を目指す事になったのだという事からも判ります。
この時北の方(郷御前)が身重だったという説と,
都周辺に潜伏していた文治2年(1186)に女子を出産しており,乳呑児を連れていたという説がありますが。
鶴岡からの移動中羽黒山には弁慶の実が参代し,清川で合流し,舟で最上川を登ったという史実から,身重でなかったのかと考えたのかもしれませんが。
山伏と稚児の姿に身をやつしていたというのが有力で,後者が正しいように思われます。
身重であったにせよ乳呑児を連れているにせよ,大変な旅だったであろうことは,容易に想像できると思います。
そう考えると,会長のお話を単なる駄法螺と片付けてしまう訳にもいかないかな~って思えるのです。
じゃなんで,婆杉の脇に爺杉が立っていたんだろう?
切株の大きさからも同じ頃植えられた可能性が高い訳だし。
と言う疑問が出てきます。
義経は単純に二本植えた?なんとも説得力に欠けます。
この熊野神社(旧拝殿)の御神木であった事は間違いないでしょうけど。
- 旧拝殿後
- 13:42(5時間12分)
スギモタシと言う茸だそうです。
杉の木の倒木に群生する茸だそうで。
香りがとても言いそうです。
味噌汁等がお薦め・・・ワラワラ収穫して,レジ袋に詰め込みました。
「ワクワク」しながらの下山。
気持ちが乗りすぎて,レジ袋をブラブラ~。
Mr.K「そんなに振り回したら,粉々になっちゃうよ」
「ゲッ」とレジ袋を除いていて「ホッ」まだ無事でした。
が・・・・帰宅後。スギモタシのレシピを検索してみたところ。
スギモタシは正式にはスギヒラタケと言うことが判り。
更に,スギヒラタケと急性脳症の危険が,農林水産省や厚生労働省,林野庁のホームページで喚起されておりました。
「ムムム。食べてみたい!けど怖い。
船形山で知り合ったオジチャンツキヨタケを食べた強者)の様にはなれないな~。
「当たるも八卦・当たらぬも八卦」こういう時って当たるんだよね~。
という事でスギモタシの味噌汁はNGとなりました。- 下山
- 14:16(5時間46分)
雨が止んで,雲間からは青空が・・・
片道約2.5時間でした。
醤油味でした。
具材は当然たっぷりのナメコ・豆腐・長葱と鶏肉。
鶏肉が入ったナメコ汁は初めてでしたが,とても美味しいです。
おかわりしました。
温海温泉名物赤かぶもとても美味しかったな~。
僕はナメコ汁も大好きですが,赤かぶはそれ以上にもっと好きでありまして。
丼に盛られた赤かぶをほとんど食べてしまいました「デヘヘヘ」
「いざ!」
女将がたちばなやの手拭いを手渡ししてくれて,お風呂まで案内してくれました。
露天風呂もあります。当然入ってきました。
お薦めの旅館です。
でも。
寝だめ,食いだめ以上に,風呂の入りだめは出来ず。
火照った体?を,お風呂の前にある畳の部屋に横たえて休息。
「ムフフ」
Mr.Kに連れて行って頂きました。
「そのうち登ってやるぜ!首洗ってまっておれ」と負け犬の遠吠えに似てます。