2016年06月

蔵王古道の踏査(蔵王寺からエコーラインまで)

「岩沼山の会」7月山行は,火山による登山道の通行止め解除を予想したルート選定をしておりました。
そして,6月の山行の時には,以前解除されておらず,山行帰りのバスの中では様々な意見が飛び交い・・・
「峩々温泉から猫鼻経由で名号峰のピストンは。どうですか?」
「駄目よ。あんなだらだらな単調な登りは」
「単調な登りにしなければいいじゃないですか」
「?」
「100m登ったら50m下る。100m登ったら50m下る。
アップダウンを繰り返せば単調な山道も変化にとんだ山道になりますよ。
そして距離も2倍。楽しさ4倍。
指数関数的に楽しくなる。
実に楽しい山行になる事請け合いです」
「何バカなこと言ってんの!」
「駄目スカ?」
「指数関数的にって言ったら,疲れは8倍じゃないの・・・駄目に決まってるわよ」
と,思いっきり却下。
無難な「大黒天-刈田-御田ノ神園地」のコースに決まりそう。
ウ~ン・・・・必死に地図を見ながら「酔いそう・・・ウェッ」

帰宅後。
ルート選定に迫られ,調べて行くうちに『蔵王古道』に行きあたりました。
これです↓
蔵王古道 宮城蔵王ガイド協会

「ヌハハハ。やった!」
僕の頭の中では蔵王寺-大黒天-刈田ー御田ノ神園地を想定。

調査前計画1

そうすると迷いそうなのは,蔵王寺からカモシカ温泉へのルートを左に入る分技点だろうと思われ。
踏査の必要ありと判断。
一人で言ってもいいですよと事務局へ連絡すると。
「一緒に行こうよ」と,お返事が返ってまいりました。
ソロでの踏査であれば,刈田までのピストンを考えていたのですが。
Mr.T曰く「カモシカ温泉跡との分技確認できればいいんじゃないの?
すべて確認すると時間かかるよ。
大黒天から刈田は歩った事あるしね」
折角行くんだったら,登りたかったのですが。
一緒に行ってくれるのはありがたいので承諾。
それと,
「もし,ソロだと山行の時先頭を歩くことになるんじゃないの?」
とtomoさん。
「おお!そうだよね・・・それはヤダな」
集団の先頭を歩くのは,あまり好きではありません。
一番後ろで好きな事やりながら歩くのが好みです。

記憶の深層に擦り込まれた悲しい記憶が・・・
まだ蒸気機関車が走っていた時代。
車道は舗装されて無いところがあったし,車もあまり走ってはおらず静かなもんでした。
放課後の楽しみ方は,野球やドッジボール等の球技や,缶けりやかくれんぼ等が主流でした。
そう言えば,泥棒巡査とか,クルマントンテンカン(だるまさんが転んだ)なんてのもありましたね。
このころ吹いた風は日本を煽り立てる様な風でした。
高度経済成長です。
その高度経済成長と言う日本経済にフォローの風は,一般家庭でもささやかではありますが,恩恵に与る事が出来るようになってました。
そして,その風はそよ風ではありますが子供たちの間にも吹いたのであります。
自転車と言う文明の力?が・・・
自転車を買ってもらった子供たちは,喜々として大通りをカットビ。
そっちこっちの路地でテクニックを磨いたのであります。
やはり今も昔も,子供たちは遊びの達人だし,差別化の達人でもあったのです。
自分達で自転車の技術を競い合う遊びを見いだし,楽しむだけではなく,競争の結果により優劣をつけ差別化をするようになるのです。
不思議ですね。人の社会と言うのは。
ルールはとっても簡単。
先頭を走る子の,後をトレースするという単純ものです。
先頭を走りたいために,路地裏で汗まみれ泥まみれになり練習して,先頭を走る。
誰もついてこれないと,自転車を止め片足をついて『ドヤ』顔でみんなを見まわす。
真夏の夕暮れ時の中で,風に揺れる薄汚れたランニングシャツが印象的でしたね。

ところが,この小さいコミニティーにも,小さないじめが存在してました。
それは,先頭で夢中になって走ってる子の後の子たちが,忽然と居なくなるというものです。
そのコミニティーのボスが,計画した小さないたずらだと思うのですが。
先頭を走っていた子が「フッ」と我に返って後ろを振り向いたときには,誰もいなくなってる。
誰もついてこれなかった?のではなく居なくなった。
「もうやんないよ」と言われ,繰り返される小さないたずら。
背後に人が立たれるのが嫌いになるゴルゴ13シンドロームと言ってますが,この様な事が繰り返され擦り込まれると,恐怖に似た感情が生まれるものなんですね。

先頭を歩く不安を煽ってるのだと思います。

でも思い返す度,学び続けていることがあります。
囚われない事。そして,その囚われる原因は取るに足らない些細な事なのだと。

という事で次の休日踏査に行くことになり,分技点だけの確認をするつもりでいました。
そして,Mr.Hも一緒に行くとの連絡有。
何の準備もせず迎えた踏査の朝。
tomoさんに「Mr.Hも一緒なんだって」と伝えると。
「ウ~ン。きっちり準備して行った方が良いよ。登るって言うと思うから」
「ヤッパリ」と思い慌てて準備。

メンバーは,
Mr.T(前回えぼしで登場したコシアブラ&スキーマイスター:事務局長です)
Mr.H(山&山野草マイスター:山野草の知識は,ほとんどこの御仁からの受け売り:副代表です)
Mr.M(入会二年目のヒヨッコ:blogの管理人)

集合場所で見た出で立ちは。
「ヤッパリ」しっかり山登りの装束に身を固めた2人。
燃料を入れ出発!
・・・・・が山メシは?

ところがこの時点で。

蔵王火山規制6月7月

「おおっと解除になりました」
7月の山行は,予定通りの馬の背を歩くことになり,蔵王古道トレッキングは次回へ。
但し踏査は行う事で一致。
「選択肢は一杯あった方がいい!!」
一同「ウン・ウン」と納得。

この時,僕のメモリーの中の山メシは,消失。

で今回踏査した結果のご報告。

蔵王寺

なかなかインパクトのあるお寺です。

065


賽の磧から蔵王エコーラインまで

賽の磧からカモシカ温泉方面 ― 三途川の手前を左へ ― 蔵王エコーライン
結論から言うとですね。
分技点は三途川の手前にピンクのリボンが結んであり,小さい絵馬がかかっている部分が蔵王古道へのルートです。
ちょっと分かりにくいので注意が必要です。

分技点

地図を見て頂ければ,判ると思いますが。
分技点を確認できないまま,錆びついリフト巻き上げ機の様な工作物のある場所に出てしまいました。

066

カモシカ温泉跡 経由 熊野岳 名号峰の標示板があるのですが。
地図と照らし合わせてみても遠すぎるのです。
行くか戻るか思案のしどころなのですが。
「戻るベ」
僕一人だったら突入した可能性はあります。
注意深く地図とフィールドを照らし合わせながら分技点を探しつつ戻った訳です。
そして,三途川のエコーライン河に見つけました。
小さい絵馬の様なものとピンクのリボン。
なんとです。
行きの道では,この絵馬の様な物を手にとって,なんて書いてあるんだろうと,みんなで見入っていたのです。
道標は一切ありません。
そして,ハイマツの中に侵入していくようなコースです。

確認できた途端一同元気復活。
実は,山の会にはご意見番がおりまして。
「な~に。お金使って,それも三人で言って,ルート見つけれなかったの」
って言われるな~と,トボトボと歩っていたのです。

そして,侵入開始。

Mr.H「ちょっとまて。このままいくわけにはいかないよね」
Mr.T「どうする」
Mr.M「僕が,駐車場まで戻って,車で駒草平に行って,みんなを待つ。と言う手もありますね」
Mr.H「それはいいね」
Mr.M「でも嫌だな~。登りたい」
Mr.H「じゃ,車貸して,俺が運転して駒草平で待ってるから」
Mr.M「エ?いいんですか~」
とっても我儘な僕なのであります。

P6193447




刈田岳

P6193457

シルエットで見える山は名号峰です。
あ~お腹空いた
「ガ~ン。飯買うの忘れた」おにぎり買うぐらいの小銭しか持ち合わせがない。
レストハウスで食べる事は不可能。
玉子丼120円等と言う30年以上も前の,学食の様なメニューは無い訳ですから
燃料はカードで入れてるもんで・・・・
皆さんから恵んでもらい「皆様ご迷惑おかけしました」



御田ノ神園地

P6193470

その昔,御田ノ神湿原だったのが,園地になってしまったのだそうです。
雪が少なくなってしまった影響?だよねキット。

ワタスゲが素晴らしい!!

P6193493

P6193496

P6193490

P6193504


園地内の祠にお参り

P6193514



皆様のご厚意で,ハラペコちゃんにもならず,無事御帰宅。

えぼし緑のトレッキング

一日の始まりは,やっぱりBethとのお散歩から。

P6113060


P6113157

森の写真館の前で撮影



6月11日(土曜日)


計  画
岩沼発
えぼしスキー場P
出  発
千年杉
森の写真館
白龍の滝
えぼしスキー場P
岩沼着
7:30
9:00
9:30
10:00
11:00
12:00
14:00
16:00
山メシは白龍の滝周辺を予定。


今回の僕のテーマ

  • 優しく歩くフラットフッティングのコツを掴む事。
    地球にも体にも優しい省エネ歩行を目指す。

  • ベアリング表の実践。
    人生は迷いっぱなし。滑りまくってきたので。
    せめて山では,しっかりナビゲーションをしながらルートファインディングをし,迷わず,滑らず。
  • ベアリング表えぼし20160611
    ベースプレート付方位磁石を使います。
    P6163327

    赤の縦線が経線で青線が磁北線。
    実践ベアリング表
    1. ウェイポイントと歩き出す一歩目をベースプレート端に合わせる。
      写真は千年杉のポイントに合わせたところです

    2. ハウジング(回転盤)を回して磁北線と《N極を合わせる》

    3. ベースプレートの大矢印とハウジング(回転盤)の一致した角度が進む角度。

    4. フィールド:ウェイポイントに立って,方位磁石を体の正面に持つ。
      ウエイポイント角度【3.】に合わせ。
      磁針とハウジング(回転盤)矢印を体を回転させながら一致させる。

    5. これが,進む方向になります。
      注:磁北は変動してるので,磁針方位は10年ごとに更新されます。
      ですから,地図は最新版を使う事が大切です。

    あまり意味のないウェイポイントですが,生まれて初めて作って実践してみました。
    水平距離はどのように利用するのかまでは理解できてません。

    何となくですけど・・・・・
    地図上のウエイポイントに矢印を書き,その矢印にベアリングの角度とバックベアリングの角度を記入したほうが判りやすいような気もします。
    後はアップダウン(標高断面)図があればそれで事足りるのかな~
    表と見比べるのがちょいと面倒だったので。
    あくまで何となくです。
    ど素人の独り言と思ってください。





前回来た時,ゲレンデを只ひたすら下りてしまったので,何としても撮影したい!!



会のメンバーで下りたのは,Mr.Kと僕。
何気に下りるMr.Kの後ろから,滑るように尻餅をついて・・・体幹とバランスがマダマダ。
撮影を終えて,滑りながらも登山道に戻ると。
「バッグパック置いて行けばいいのに・・・見栄張っちゃって」
(見栄は切るもんじゃなく張るもんです?)


鈴木五本ナラ」
「???」

P6113279

「なんだ。銘木五本ナラか」
一本は折れて四本になってました。



目指せ《コシアブラ》マイスター

P6113118

左が《コシアブラ》マイスターのMr.T。
その《コシアブラ》マイスターの下で修業に励むMr.K。
Mr.Tが《コシアブラ》の特徴を説明。その特徴を撮影・記録するMr.K。
それを後ろから僕が盗撮。








結  果
岩沼発
えぼしスキー場P
出  発
千年杉
森の写真館
石子ゴンドラ駅展望台
ゲレンデで山メシ
白龍の滝
五本ナラ
えぼしスキー場P
岩沼着
7:30
8:30
8:50
9:30
10:55~11:10
11:15~11:25
12:10~12:50
13:10
13:50
14:10
16:00

下山してからレストハウスのソフトクリームが人気のようでした。
僕は食べませんでしたけど。
帰宅途中によった道端の産直のお店では・・・ジャガイモやら葫やら,流石主婦。




感想

登り

えぼし駐車場入り口わきの登山道-千年杉-森の写真館は森の緑の中の緩やかな登りで快適。
森の写真館でトイレ休憩ができるのでオトイレの心配がいらない。
石子ゴンドラ駅の展望台へ寄り道し眺望が楽しめる。

下り

石子ゴンドラ駅-白龍の滝ー五本ナラのコースは,途中ゲレンデを歩きます。
歩くのには今一なゲレンデですけど,昼食を摂るには景色もいいので最高の場所です。
ゲレンデで山メシタイムにできる様な行程を計画するのが良いですね。
この下りのコースは,登山道は,巨岩の間を急な道が続き,根が張り出してるので,足を引っかけない様に要注意。五本ナラのあたりまで来ると緩やかな歩きやすい道になります。
今回の下りコースは,今度は是非登ってみたいと思わせるコースです。




 6月 えぼし 花アルバム


山野草マイスターのMr.Hの指導を仰ぎながらの記録です。
?はマイスターに確認できなかった部分です。
ツクバネウツギ

P6113135ツクバネウツギ


ツクバネソウ

P6113127ツクバネソウ


マイヅルソウ

P6113131マイヅルソウ


オオカメノキ

P6113137オオカメノキ」


コマクサ

P6113176コマクサ


タニウツギ

P6113233タニウツギ


ミヤマオダマキ

P6113197ミヤマオダマキ


ヒメシャウナゲ

P6113184



P6113178


ヨウラクツツジかな?  実話・・・これもタニウツギでした。

P6113258


まとめ

6月えぼし花アルバム










収穫の喜びと笑顔の食卓

6月12日 日曜日 

蕪の収穫

小さかったり,大きくても形がいびつだったり,割れてしまっていたり。
株間を十分に確保できず・・・欲張って植え付けたのが原因。
さらに,間引きも充分に行わなかったために,思うように大きくならなかった蕪です。

割れたのは,人参が割れる原因と同じで。
水やりが滞っってしまっているところに,雨が降ったりすると割れます。
水ホシ~。とヒモジイ思いをしてるところに,たっぷり水が供給されて,お腹を壊しちゃったんですね。
株間を十分に確保できていないために,水が充分に供給されていなかったのだと思うのです。
生育環境は密度が高いと,あまりいい育ち方をしないのですな~。
人の密度もどうにかしないと,もっともっと災害に弱い世界になっていくのだと実感したのです。


更に,収穫時期が遅れたために,葉っぱに虫がついてボロボロ・・・無農薬の証ではあるのですが。
葉っぱは葉っぱで,粗挽きソーセージと合わせてサラダにして食べるとおいしいのです。
蕪ら漬けや浅漬けも大好きです。
浅漬けは,小さく刻んで納豆と食べるのが好きです。

収穫を段階的に・・・時間差で栽培できないもんかな~。
要検討かな。


調理するのに手間はかかりましたが,とても美味しく頂きました。
063

ご近所の皆様にも,自信が無かったので,ちょっと遠慮がちにお裾分け。
でも,料理上手の皆様。
いろんな工夫を凝らして食べたようで喜んでいただけたみたいです。
ニコニコと「美味しかったヨ」の言葉にホッコリした気分。m-panda_21
さらに鳥肉団子と蕪のホッコリ煮に,moreホッコリ。
豚肉団子と蕪も合いましたが,鳥肉団子の方がより一層合う様です。
秋に植えれば翌年の1月から2月に収穫できるようなので。
是非再挑戦し,是非このホッコリ煮のレシピを完成させたいと思っています。

今回蕪の栽培カレンダーは作りませんでした(火星農園より)
今回蕪のレシピは作りませんでした(火星の食卓より)
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火星から来たBeth : Beth came from Mars.
2009年10月28日に火星から来ました。
Bethと言います。

Bethは,
宮城県動物愛護センターの譲渡会に参加して
(2009年10月28日)
譲り受けてきた犬です。
月齢3か月ぐらいと,スタッフの方が説明してくれました。
出生のすべてが謎に包まれた犬なのです。

Bethが我が家に来たのを機会にブログを開設しようと思い。
タイトルをどうしようか悩んでいる時・・・

札幌在住の友人が
「出生がわからないんだったら火星から来たことにすれば!」
で決まったタイトルなのです。

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Talking in the window as the light fades
I heard my voice break just for a moment
Talking by the window as the light fades
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the movement that the night makes
I let the room fade just for a moment
Sitting in the shadows that the leaves make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here, never
Let's stay in here forever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
Listening to the music the machines make
I let my heart break just for a moment
Listening to the music the machines make
I felt the floor change into an ocean
We'll never leave here never
Let's stay in here for ever
And when the streets are quiet
We'll walk out in the silence
プロパ癌だ!


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