- 家にある物でお金をかけずに暖かく
- ファンヒータとペットボトル
- ある寒い日の休日。
この時期はPCの前に居ないときは,だいたいファンヒーターの前に居ます。
そして,ムカムカしながら本を読んでました。
その本とはプロメテウスの7で,「第41章 汚染水を止めろ」です。
「なんなんだこいつら!精神的骨格がクラゲだぜ。みんな酷いけど特に副社長が酷い」
ファンヒーターの前で「ムカムカ」しながら夢中になって読んでいたある瞬間。
「アッチ~・・・・アチチチチ。何だナンダ!お尻に火が付いた?」
ジーンズのの太ももからお尻にかけて。
「ウッヒャ~」と言って飛び上がっても,フィットしたジーンズはたまらない熱さのまま太ももとお尻に貼りついてる。
「ギャー」と言いつつジーンズを脱ぎすて。
ヒリヒリして赤くなった太ももを目の前にあったテレビの画面へ押し付け。
「東電の経営者のせいだ」と思いながら「フ~ヒャッコクって・・・イイ~」と一息ついたのです。
ところがその時,ドタバタしてることを聞きつけ。
「ガチャ」と音がして「どうしたの」とtomoさん入場。
「キャー!ナニヤッテンノ?」
下半身靴下とパンツで。
そして太ももからお尻にかけてテレビの画面に押し付けてるのを見られたのであります。
「イヤ~アノ~」とドギマギ。
「・・・・・」と白い目でジロリ。
「エ~・・・・とですね」と説明して事なきを得たのであります。
火傷だけではなく家庭崩壊の火種にもなりかねなかった。
この事件。
悪いのは,全て東電の経営人と後手に回った政府・・・「プンプン」
そしてその時「おおおお!」
ペットボトルに水を入れて,ファンヒーターの前に置いてたら温まるよね。
実際tomoさんは,お湯沸かす時や乾麺茹でたりするとき,水の入ったやかんや鍋をファンヒーターの前に置いて温めてるし。
まずは「やってみっか」
ってやってみました。
するとですね。
結構いけるんですよ。
ペットボトルで温めたお湯を使って,歯を磨き顔を洗うことが出来ました。
室内温度とファンヒーターの設定温度の関係にもよりますが,熱くなって水を足さないと使えない事もある。
ファンヒーターが一生懸命頑張ってる時,一番温まります。
- 注意
- ペットボトルに入れる水の量を満タンにはしない。
- 温まり出すと水位が上がり蓋部分からお湯が噴いたり,蓋が飛んだり,破裂する危険性が有る。
温まってくると(4℃以上は)当然水が膨張して水位が上がってきます。
水道水(冬の常温)を入れて温めて,顔が洗えたり,歯を磨ける温度(おそらく40℃前後)と思われるとき。
細くなったペットボトルの口で明らかな水位の上昇がみられました。
ペットボトルの形状や,水の膨張率が高温になると膨張率が増し非線形的な挙動をするので,定量的には表現できませんが,間違いなく膨張し上昇します。
例えば判りやすく単純に0℃2000mlの水で考えて見ます。
V=V0(1+βt(V:t℃の時の体積 V0:0℃の時の体積 β:体膨張率(20℃の水の膨張率:0.21×10-3/K)
0℃で2000mlの水が40℃では,2000(1+0.00021×40)≒2016.8で膨張は20ml以下です。
しかし,ペットボトルの口部分の容積を計算してみると,直径が約2㌢高さが約2㌢ですから,
1×1×π×2=6.28㎤・・・6.28mlです。
ペットボトルを満タンにしてしまうと危険な事が解かると思います。
どんな状態になるのかは,ペットボトルが破裂するか?蓋が飛ぶか?蓋と本体の間から噴き出るか?
は判りません。
どうなるかやってみたいとは思いますが,そうなった時の被害を考えるとネ。
やれませんのです。 - 時折蓋を緩めて圧抜きをする
- 上記の様に水が蒸発し行き場のなくなった蒸気を逃がすためです。水を温めると水蒸気になります。液体(相)から気体(相)へ変化する過程で体積が膨張(気化膨張)します。
例えば0℃1気圧で1ml(㎤)全て気化すると体積は1240倍の1.24㍑になります。
ですから,圧抜きをしてあげないとペットボトルの本体及び蓋が持たなくなるからです。
当然温風が一番当たるところが,熱くなるとは思うのですが・・・。
いろいろ試してみました。
温風が直接当たるところと当たらないところでは温まり方が全然違いました。
当たり前のような気もしますが,隙間を設けずに並べてみても改善されませんでした。
そして,たどり着いたのがこれです。
ボーリングのピンの並びの様に?逆ですね逆に並べて,全体的に温風が行きわたるようにすると全体的に温まります。
ヒートシンクの逆と言うかヒートポンプの原理に近いと思います。
使い方は,寒い夜の湯たんぽ。
机の下に置いて足の冷え対策・・・簡易蓄熱暖房。
洗顔や歯磨き。
キッチンの洗い物に。
余ったらお風呂へ。
数量は今のところ多いときで,2㍑×5本・1.5㍑×1本・1㍑×1本(布団の中に入れるのには最適の大きさです)です。
ただ,ヤッコイペットボトルはとっても扱いにくいです。
あと部屋の一等地が占領されるので,ちょっと邪魔くさいですね。
ペットボトルのお湯でいろいろ洗ってみると,日常使ってる水がとっても多い事。
そして,無駄に流してる水が多いことに気付きました。
結構もったいない事してるんですね。
「フフフフ。災い転じて福となす」勝ち誇った気分で呟いたのです。
が・・・しかし
『メデタシ。めでたし』となるはずだったのですが
- これを実際に実施し始めたのが1月24日ごろからなのですけど
- 洗顔する時ペットボトルを持って移動。
使った水の補充。
リビングから寝室へ,寝室からリビングへの移動など。
何本も持てるもんじゃないのです。
ペットボトルって持って移動するために作られてない事が良く分かりました。
しかたないので,樹脂製のバスケットを倉庫から出して,それに入れて移動してました。
いや~めんどくさいもんですね。
それも徐々に慣れてきたある晩。
晩御飯を食べてる後ろで。
『ボコ』
「?」
『ボコボコ・・・・・・・・ボコボコボコ』
「ヤヤヤ?・・・・・・・・・・なんと面妖な」
モコモコと蠢くペットボトル。
このボコボコになったペットボトルは,とってもヤッコイタイプで。
内容物が入っていても所定の場所を持たないと『ベコ』とへこむペットボトルでした。
この後,パッツンパッツンに着膨れした人のようになってしまったので,使用中止しました。
これは1㍑のペットボトルで,アイスコーヒーが入っていました。
結局残ったのは,結構頑丈な烏龍茶のペットボトル2㍑のみでした。
- 現在は次のようにして継続中です。
- 在室の時にのみ実施。
- ペットボトルの空焚きはしない。
- 吹きこぼれない程度の満タンにしておく。
試行錯誤してる最中に,此の様な事がありました。
洗顔ホームのチューブです。材質はPE(ポリエチレン)
冬場,内容物が少なくなってくると,なかなかうまく使い切ることできなくなりますよね。
それで,ちょっファンヒーターの前に置いておいただけなんです。
朝食を食べてる間の時間だけでこうなりました。
「う~ん。恐るべしファンヒーターの熱風」
我家ファンヒーターの設定温度はtomoさんにより管理されており。
max17℃厳守なのであります。
僕しかいないときは,ほんのちょっと高くするときがありましたが。
- 「達するtomoより。設定温度17℃以下を厳にせよ」との通達。
- 守らざるを得ないのであります。
ちょっと話がそれましたが,
要は部屋がファンヒーターの設定温度に達するまでは,一生懸命燃焼しながら熱風を送ってくる。
つまりその時間が長ければ長いほど,ファンヒーターの前に置かれたものは,熱風にさらされる時間が長くなるという事ですね。
ですから,例えば設定温度を25℃にしたらどんな事が起こるのだろう。
もしかしたら,ペットボトルの水は限りなく100℃に近くなるのかもしれないですね。
これは,とっても危険な事です。
そして,設定温度が低くても空のペットボトルをファンヒーターの前に置いたとき,融ける可能性があるという事ですね。
ステンレスのパイプを巡らせ,循環させながら温めることが出来れば・・・とてもGoodなのですが。
- 夏場になるといつも考えるのは,西日の活用方法です。
- 話はまたそれてしまいますが
西日の当たる壁にステンレスかそれに見合った金属の配管で,水勾配をつけ施工できないだろうか。
出来るだけ長くジグザグに。
そして,水道水を循環させることが出来ないだろうか。
循環が難しければ,例えば2階で蛇口をひねると,1階の配管の出口からお湯が出てくるような。
その配管の出口がお風呂場とキッチンにつながってればgoodですね。
お風呂場はおそらく200㍑ぐらいは,ストックできるでしょうから。
冷却効果抜群だし,お風呂やキッチンのお湯も供給できるし,塩素抜きにもなる。
西日が当たる午後になったら,2時間あるいは3時間で200㍑流せるシステム。
断熱材で覆われた貯水槽なんかがあれば,もっといいですね。
配管内は水を流してる間は沸騰しないだろうけど,流し始めは配管内がかなり高温になってるだろうな~。
配管内や貯水槽にカビとか繁殖する可能性もあるし。
必要な時に必要なだけお湯を供給するのは難しくても,エネルギーを可能な限り自給自足できるシステム考えられないかな~。
「い~な~。いつかできないかな~・・・やってみたいです」
- あまりに不透明すぎる原価で売られてる物。
- 日本人だったら誰もがすぐに応えることが出来る。
そうです電気エネルギー。
売り手市場の論理をどうにかできないもんですかね。
自力で供給できればいいんですけど・・・手も足も出ない。
とっても悔しい。